陶芸 灰釉技法 瀬戸市指定工芸技術 1件
平成15年2月7日指定 平成17年5月29日解除(死亡)
保持者 瀬戸市太子町 鈴木八郎 大正4年1月29日生
保持者は大正4年に瀬戸市に生まれ、昭和2年には製陶活動に入る。20歳の頃から藤井達吉が主宰する瀬戸作陶会で指導を受けると共に、先輩の亀井清市の元で4年間陶芸の修業を重ねた。昭和15年赤絵技法で帝展初入選、同22年の「織部陶筥」で日展入選など作家活動に入った。昭和40年代以降は公募展を離れ、古陶器の研究・再現に努めた。「古瀬戸」の印花文様を集大成した『古瀬戸文様手控え帖』の出版、豊田市に復元した穴窯の焼成と「穴窯作品展」の開催など、鎌倉時代の灰釉陶器の再現を軸に置いた作陶活動を行ってきた。