加藤 作助(四代)

かとう さくすけ(よんだいめ)


陶芸 織部・黄瀬戸・御深井焼 愛知県指定工芸技術 1件
昭和59年3月30日指定  平成8年12月24日解除(死亡)
保持者 瀬戸市赤津町 加藤作助 明治42年2月11日生

赤津窯の加藤作助家は、慶長年間(江戸時代初期)に美濃から帰村した加藤利右衛門(初代唐三郎)の弟景元を家祖としている。初代作助(景清)は景元七世に当たり寿斎と号した。「性来陶法の妙手として、父の家を継ぐや作助と改め、大いに業務を刷新せり、其の製する処の器ハ古法に倣ひ、多くの茶器又酒器の類を造る。其作皆高尚にして雅稚に富む」(をはりの花)とある。二代慶三郎(春仙)・三代精一(春山)・四代紀彦(当代作助)と家法を守る。
保持者は桃山時代から江戸初期にかけての伝統陶芸を復活させ、高雅な作品を製作している。特に、織部・黄瀬戸・御深井焼は格調が高く、その製作技術は高く評価される。