加藤 廉平

かとう れんぺい


陶芸 黄瀬戸 瀬戸市指定工芸技術 1件
平成18年2月10日指定
保持者 瀬戸市窯元町 加藤廉平 昭和3年8月6日生

 江戸時代の尾張藩の御用窯であった加藤唐三郎家の系譜に連なる。初代唐三郎から10世唐三郎の3男に生まれ、伝来の「黄瀬戸」を研究の主眼に置き桃山陶の研究・再現に情熱を燃やしてきた。その胎土を美濃地方に求め、釉薬の調合にも様々な工夫を行い、その技の伝承に努めた。その一方で、文様には身近な草花に題材を求め、豊かな表現力を用いて自然描写を行い、感性豊かな魅力ある作品を数多く製作している。
 長男佳宏氏も父の直接指導を受け、日々研鑽に努めておりその伝統技法は継承されている。