瀬戸市定光寺町373
応夢山 定光寺。臨済宗妙心寺派 本尊延命地蔵菩薩、創建は建武3年(1336)鎌倉建長寺で修業し54才の時に当時人跡未踏の地に庵を結び座禅をしていた覚源によってなされた。里人の協力によって本堂を建立する際に雲水たちが定光仏と言う霊像を掘り出した夢を見たので、山号を応夢山、寺号を定光寺とした。本堂は国指定重要文化財である。近くには定光寺公園があり、春は桜の名所として行楽客でにぎわい、また東海自然歩道のコースとしてハイカーにも親しまれている。
※山上には尾張徳川の藩祖義直公の葬られている源敬公廟がある。中国式の異彩を放つ建築であり、左甚五郎の彫刻もある。これも国の文化財に指定されている。
カテゴリー: 寺院
栄昌寺
えいしょうじ
如々庵
にょにょあん
覚城寺
かくじょうじ
善光寺別院
ぜんこうじべついん
感応寺
かんのうじ
瀬戸市水北町950
小金山 感応寺。臨済宗妙心寺派。尾張城東三十三観音26番札所。天平6年(734)に行基によって開創、地名の小金にちなんで小金山と称し、行基作の雨乞観音が感応仏と呼ばれたので寺号を感応寺とした。当初は天台宗であったが、慶長5年(1600)に才庵によって中興された際に臨済宗妙心寺派に転じている。本堂に安置してある本尊聖観音は恵心僧都の真作であり、元禄7年(1694)作の開山行基菩薩木牌長歌、小金山景和歌が寺宝としてある。毎年8月17日の夜には提灯祭として知られる小金観音縁日が開催され多数の参詣者でにぎわいをみせる。近年、感応寺境内に聖観世音菩薩像、小金山山上に水子観世音菩薩像が建立されかなりの参詣者である。


泉秋寺
せんしゅうじ
吉祥寺
きっしょうじ
仙寿寺
せんじゅじ
久雲寺
きゅううんじ
瀬戸市落合町47
龍洞山 久雲寺。曹洞宗。本尊は釈迦牟尼如来、脇仏として薬師如来、阿弥陀如来を祀る。開創は奈良時代(神亀2年)に行基によってなされたと伝わる。室町時代初期、応永8年(1420)5月に吉野朝の忠臣戸田彈正宗忠が香華院長寿寺を開基し雲興寺開山天鷹祖祐禅師を招じて開山とし曹洞宗教に帰入した。また永禄年間には織田信長の部将であった林三郎兵衛によって長寿寺末寺として久龍庵を建立し、薬師如来を祀った。元和6年(1621)に雲興寺14世居雲宗準大和尚によって久龍庵の遺仏を長寿寺に合わせて、寺号を龍洞山久雲寺と改め開山した。享和2年(1802)、雲興寺31世太謙遜翁大和尚、法地再興し、中興開山となり、現在に至る。寺宝としては足利義継筆による和歌軸一巻、横井金谷筆の十六羅漢図がある。年中行事としては大槃若会、涅槃会、花祭り等の他戦沒者供養、無縁塔供養がある。