西光寺

さいこうじ


瀬戸市西脇町182
大澤山 西光寺。真宗大谷派。年中行事としては報恩講・春秋永代経・お盆会等。沿革としては大澤治郎左ヱ門と言う人を始めとして4名が菱野村に住み、その人達が美濃国鵜沼城にあった春日仏師の作である本尊阿弥陀如来を迎え祠ったのが西光寺の事の始まりと言われている。また元禄4年(1673年)に本堂を建立した記録がある。本尊は前出の阿弥陀如来である。

西光寺

順慶寺

じゅんけいじ


瀬戸市熊野町20
春日山 順慶寺。真宗大谷派。大正初期以来布教道場があったが、昭和7年(1931)に真宗大谷派公認布教場として権現説教場となり、その後春日山順慶寺の寺号で開山し、念仏聞法の道場として知られている。本尊としては阿弥陀如来を祠り、寺宝としては阿弥陀如来御木像、親鸞聖人御影像、中興蓮如聖人御影像等があり、年中行事としては正月元旦の修正会、春秋彼岸会法要、孟蘭盆会法要、報恩講等がある。

順慶寺

祥雲寺

しょううんじ


瀬戸市上品野町665
瑞応山 祥雲寺。曹洞宗。本尊は地蔵菩薩であり開山は雲興寺28世大興柏春。年中行事としては大船若法会、地蔵祭り、秋葉祭典がある。

祥雲寺

雲興寺

うんこうじ


瀬戸市白坂町131
大龍山 雲興寺。曹洞宗。本尊として釈迦牟尼仏、左右に脇仏の文珠菩薩、普賢菩薩を祀ってある。盗難除けの守護身である護法性空威徳山神が祀られている事ことで有名。至徳元年(384年)天鷹祖祐禅師によって開山され、当時の堂塔(七堂伽藍)は、足利3代将軍義満公の帰依によるものと言われる。応永6年(1399)2代天先祖命禅師の時に悪鬼が出没して人命を奪ったため、禅師がその鬼に般若経の無性法の義を授け「性空」と名付けた。「性空」は将来盗難鎮護の守護神になる事を誓って盤石を残した。足利幕府、信長、秀吉そして徳川幕府からの保護があつく明治維新前は寺領300石を有する格式ある修行寺であった。その歴史が示すように寺宝は絹地鳶色御開山衣を初めとして、足利義輝・信長・秀吉・家康に係るものが多彩である。毎年4月24・25日の開山忌、性空山神大祭がある。周囲は常緑に包まれ尾三濃3国の国境いの近くにあり、東海自然歩道のルートにあり行楽の拠点としてよく知られている。また境内には碍子で作られた塔が立っている。

雲興寺本堂
雲興寺鐘楼
雲興寺性空石

浄源寺

じょうげんじ


瀬戸市岩屋町27
洞谷山 浄源寺。曹洞宗。由緒としては聖武天皇の時代に浄源寺の飛境内地(現在岩谷堂温泉地内)に行基が千手観音、白衣観音、薬師如来の三体を彫刻し石室に安置したことに初まる。この時に野鳥が木の実をくわえて仏前に供えたことから鳥原の地名が出来たと言う。享徳3年(1454)に雲興寺二代天先祖命によって白衣観世音菩薩(行基作)を本尊としてこれまで天台宗を改宗して浄源寺を建立した。岩屋堂の地名は天台宗岩屋山薬師堂の名によるものである。寺宝としては御朱印安藤対馬守一通、天神名号一福がある。年間の行事としては大槃若会、盆施餓鬼、薬師大祭、彼岸会等がある。

浄源寺