瀬戸市の公民館は、早くから住民の自主性を尊重した企画・運営(瀬戸市公民館方式)で、地域に根ざしたきめ細かい公民館活動を展開し、地域の特色や住民ニーズに的確に対応した事業が意欲的に行われ、まさに時代を先取りした取り組みであった。学習、文化、スポーツ活動、住民の連帯感や共同意識の醸成、住みよさの向上、住民相互の親睦や交流などの公民館活動を通して、魅力あるまちづくり・人づくりが展開されてきた。
カテゴリー: 団体
SAMS
さむす
SAMS(サムス)は、愛知県瀬戸市で陶磁器生産を営む窯元の若手後継者で構成される「瀬戸陶磁器青年研修会」の愛称。瀬戸市内の四つの地区、瀬戸Seto・赤津Akazu・水野Mizuno・品野Shinanoの頭文字からSAMSと名付けた。昭和36年(1961)に結成されたSAMS(定年40歳)は将来の陶業界を担う造り手として、創造・研究開発など一同研鑽を積んでおります。近年の陶芸ブームのなか、プロの生産者として造り手の顔が見える、みなさまに愛されるやきもの造りを心がけています。平成16年度会員数31名(30社・窯元)が活動するSAMSは会長、副会長、委員会で組織され、各委員会がそれぞれの事業を受けもっています。主な活動として「瀬戸焼のPR」「新しいデザインの模索」「消費者ニーズの開拓」を目的に活動している。それぞれの窯元/やきもののPR・展示・販売、公共機関の事業への参加・協力、会員同士の親睦などを行っている。会員による作品は、瀬戸蔵ミュージアムで毎年11月に開催される「SAMS展」で紹介される。
瀬戸市子ども会連絡協議会
せとこどもかいれんらくきょうぎかい
瀬戸市役所こども家庭課内
一般に子ども会と呼ばれるのは、「就学3年前から中学3年生までの子どもたち」とその世話人が町内単位で組織される単位子ども会であり、通称「単子」と呼ばれる。これらの単子子ども会を学区ごと世話人で組織するのが連区子ども会連絡協議会で、通称「運協」と呼ばれている。さらに、これらの単子・運協全体を組織するのが、この瀬戸市子ども会連絡協議会で、「瀬子連」呼ばれている。瀬子連は常任理事となる有志市民で構成され、毎年、瀬戸市からの支援を受け、子ど会全体の運営や地域子ども会のサポートなどを行っている。
品野陶磁器工業協同組合
しなのとうじきこうぎょうきょうどうくみあい
社会福祉法人 瀬戸市社会福祉協議会
しゃかいふくしほうじん せとししゃかいふくしきょうぎかい
昭和26年(1951)8月創立。昭和44年(1969)7月社会福祉法人となる。昭和57年(1981)10月より瀬戸市文化センターふれあいホールに事務局を設置。主な事業として社会福祉振興活動、援護活動、福祉のまちづくり事業、奉仕(ボランティア)センターの運営、児童生徒福祉活動、母子・父子福祉活動、老人福祉活動、身体障害者福祉活動、精神薄弱者福祉活動、福祉教育活動、家庭奉仕員派遣事業、ふれあいホールの管理・運営(1・2階の一部:団体会議室、トレーニング室、娯楽室、児童室、図書室)、心配ごと・法律・結婚相談所の運営、瀬戸市福祉奨学金支給事業など行っている。年間行事の主なものとしては、毎月の理事会、2~3回の評議員会、7月ふれあいのつどい、10月の瀬戸市社会福祉大会があり、昭和63年度と平成元年度は、国から福祉ボラントピア事業都市に指定を受けボランティア活動推進事業をとりくんでいる。福祉協議会は単年度の会員制度をとっており、一般会員約7、000名と30の(福祉)施設会員がいる。会員は居住連区別(14連区)に、『支会』を組織し、支会長を中心に地域に密着な、きめ細かい福祉活動を実施している。また、瀬戸市共同募金委員会、瀬戸・尾張旭・長久手地区献血推進協議会、瀬戸市自治連合会連絡協議会などの事務局も併設し、共同募金運動の推進、献血運動の推進、連区自治会相互及び市当局との連絡・調整を行っている。
瀬戸原型工芸協会
せとげんけいこうげいきょうかい
昭和58年(1983)4月創立。瀬戸市及びその周辺で活動する原型工芸家をもって組織されている。毎年、原型技術及び原型デザインの調査研究、展示会、研究会、及びデザインの調査、研究、後継者の育成等、様々な事業を催すことにより、原型工芸家の親睦をはかり、会員の創作活動の高揚をはかり、それにより、会員の社会的地位の向上と地場産業の発展に寄与することを目的としている。現在は原型師の減少により解散している。
瀬戸市小中学校音楽教育研究会
せとししょうちゅうがっこうおんがくけんきゅうかい
瀬戸市の小中学校の教職員の希望者にて組織されている。会の目的は会員相互の親睦を深め、瀬戸市の音楽教育の向上を図ることである。実技研修として各種楽器の演奏法、その他合唱指導法、音楽の授業研究、創作指導、音楽の評価・達成度の基準について、音楽の鑑賞、音楽室の環境・備品について等を行っている。また、瀬戸市民祭の鼓笛パレード・合同演奏・吹奏楽フェスティバル、瀬戸市小中学校音楽会、創作曲集「私のメロディー集」の発行、音楽鑑賞会、瀬戸・旭地区吹奏楽フェスティバル、瀬戸市小中学校音楽関係のクラブ・部活動発表会等を行っている。
瀬戸原型陶彫会
せとげんけいとうちょうかい
熟練の原型師で組織されている。原型師は、ノベルティ(陶磁器製置物)などを制作する過程でデザイナーが描いた原画や動物などの写真をもとに、粘土で完成品のモデル(原型)を制作する職人。ノベルティの輸出が盛んな昭和年代には、市内で200人を超える職人が活躍したが、現在は輸出低迷と高齢化などで技術を引き継ぐ若手がほとんどいない状況にある。「陶磁器界を下支えしてきた職人の技術を若い人にも見てほしい。新たな展開が生まれることも期待している」と、新世紀工芸館で作品展を毎年開催している。
瀬戸市小中学校国語研究会
せとししょうちゅうがっこうこくごけんきゅうかい
小中学校の国語教育の推進力となる先生たちで組織されている。毎年1回の総会をもち、年間の事業計画を決定し、その計画に従い、研究を推進している。研究分野を表現・理解の二分野に分け、それそれの部会が研究テーマをもち、研究をすすめている。表現部会は「子どもの表現力を高めるための手だての工夫」、理解部会は「説明文の読み取りの手だての工夫」を研究テーマにしている。今後は、表現力と理解力をからめた指導法の研究へと進んでいくと考えられる。一方、教師としての自己研修を深めるために、年1回研修会を開いている。「子どもの作文の見方」「わかりやすい話し方」等、教育技術面でも研修を深めている。年間の研究のまとめとしての研究紀要も毎年発刊し、研究の足跡を残している。
瀬戸市小中学校社会科研究会
せとししょうちゅうがっこうしゃかいかけんきゅうかい
1945年(昭和20年)代から社会科教育の研究と、会員相互の親睦を図ることを目的に活動している。授業研究部、資料研究部、郷土史研究部の3つの部会に分かれて研究をすすめている。授業研究部は、よい社会科の授業への研究を深め、県の研究大会等で発表し、1987年(昭和62年)度には、県の代表に選ばれて全国の研究大会に参加している。資料研究部は、社会科の授業に役立つ資料の研究をすすめ、そこから発展して副読本「せと」(小学校用)と「瀬戸」(中学校用)が生まれ、現在は市の委嘱を受けて、本会の会員が編集委員となって3年ごとに改訂を行っている。郷土史研究部は、瀬戸の昔話「花川」と「りゅう」が生まれ、「瀬戸の石造物」へと続いている。他に親睦をかねて、尾張旭市と合同の京都方面への古都探訪。また、県内や市内のフィールドワークを行っている。