旧尾張瀬戸駅

きゅうおわりせとえき


明治35年(1902)3月15日瀬戸自動鉄道株式会社が設立され、明治38年(1905)4月2日瀬戸~矢田間が開業され、セルポレー式蒸気原動車を運転したが故障が多く、明治39年(1906)に電車に切り替え、会社名も瀬戸電気鉄道株式会社と改称された。昭和14年(1939)9月1日名鉄と合併、名古屋鉄道瀬戸線として発足。昭和53年(1978)8月20日から栄町駅へ乗入れされた。
明治38年(1905)、瀬戸自動鉄違が開通したときの駅は木造であったが、大正14年(1925)に2代目の尾張瀬戸駅に改築。当時としてはモダンな洋風建築で、瀬戸のシンボル的存在となった。駅の2階には食堂が設けられ、社交場としても親しまれていた。この駅舎は、平成13年(2001)に取り壊されましたが、瀬戸の20世紀を象徴する建物として多くの人に記憶されており、現在はミュージアムに再現されている。