万徳寺

まんとくじ


瀬戸市塩草町93
太子山 万徳寺。真宗高田派。本尊は阿弥陀如来で歴史としては約700年前に武蔵国から三河今橋に移り住んだ親鸞の弟子の海円が三河国加茂郡越戸(現豊田市)に万徳寺を建立したのがその始まりである。その後正応元年(1288年)尾張国春日井郡赤津村に天台宗の帝子堂を再興し関尾山万徳寺を起した。太子山の由来は寛正年間に今村城主松原広長が聖徳太子霊像に帰依して、太子にかかわるものや寺領、本堂を寄進した事による。大正元年(1912)には高田本山より太子山の山号を下付され改称した。現在の太子堂は昭和10年(1935)の改築のものである。年中行事として彼岸会、報恩講などの他、聖徳太子御会式がある。寺宝として聖徳太子自作と言い伝えのある聖徳太子孝養像の他、聖徳太子、親鸞聖人にかかわるものが多数ある。

万徳寺
松原塚