性空祭

しょうくうさい


毎年4月24・25両日にわたって、雲興寺で行われる祭。盗難よけ、交通安全のお札を求めるお参りの人で賑わう。由来は、今から約600年ほど前、2代天先祖命禅師のとき、夜毎に山の悪鬼が里人を苦しめ殺した。深夜、盤の上で座禅をくみ「その広大な慈悲により我が業報告を解いて救い給え」と頼み悪鬼に般若経の無性法の義を授け「性空」と名付けた。仏法報恩の誠を尽くそうと、性空は禅師の前で「将来当山盗難鎮護の守護神たらん」と誓い、盤石を残してその姿を消したという。