ギャラリーもゆ

ぎゃらりーもゆ


瀬戸市朝日町48番地の1  85-8100
瀬戸まちづくり株式会社が行う中心市街地の活性化事業のひとつで、直営事業として「商店街ギャラリー・かわらばん家」「案内処・集い処らくちん(楽椿)」「ギャラリーもゆ」があり、「ギャラリーもゆ」は平成22年(2010)9月23日にオープンした。
築100年の古民家を改築した素敵な空間で、女性のやさしい感性を活かしたお店。
1階は、瀬戸市にゆかりのある若手作家の作品を中心に販売。2階は、陶芸家の野村晃子氏のギャラリー「ペロブランコ」になっており、絵付体験教室も開催されている。
営業時間:午前10時から午後6時まで(水曜日が定休日)

ギャラリーもゆ

EXPO100万本の森基金

えきすぽひゃくまんぼんのもりききん


国際博覧会愛・地球博のテーマは「自然の叡智」。環境と密接な関わりがあるこのテーマにちなみ、一人ひとりの気持ちのこもった木を植え、やがて大きな森に育てていこうという運動で、国際ソロプチミスト瀬戸が認証10周年を迎え、継続的な社会貢献活動として提唱し活動を展開した。その活動は博覧会推進のなかで、2005年日本国際博覧会推進瀬戸地区協議会へと引き継がれ、さらにせと・まるっとミュージアム推進会議、瀬戸市まるっとミュージアム・観光協会へと受け継がれた。この運動に参加した市民や企業などの寄附金に加え、「モリゾー・キッコロ森の精特別住民票」収入の繰り入れもあり基金は約3300万円にも達した。平成20年(2008)このうち約2000万円が取り崩され、瀬戸万博記念公園「愛・パーク」の環境整備のなかで植樹費用として活用された。なお、当基金は平成27年(2015)愛・地球博開幕10周年を区切りに「瀬戸市緑化基金」へ寄附された。

定光寺ほたるの里

じょうこうじほたるのさと 


瀬戸市川平町79番地
定光寺ホタルの里は瀬戸市の北部にあり、定光寺自然休養林の豊かな自然に囲まれている。
ホタルの里は、地域の住民らでつくる「定光寺ほたるの里の会」が管理する。もともとは、「水野地域まちづくり協議会」がほたるが生息できる自然環境を市民の手でつくっていこうと平成10年(1998)から整備を開始、平成12年(2000)にほたるの里の会として独立した。
毎年、飛翔期(6月中旬)にあわせて一般公開している。
ほたるの里の会では会員を募り、1家族1年間2,000円の会費により運営している。会員はほたるの優先鑑賞ができ、棚田管理、里山体験学習、炭焼き・陶芸品焼きやほたる鑑賞会といった各種行事に参加できる。

定光寺ほたるの里

愛・地球博

あい・ちきゅうはく


愛知県瀬戸市、長久手町(現長久手市)および豊田市において、愛・地球博(「2005年日本国際博覧会」)が、平成17年(2005)3月25日から9月25日までの185日間、121カ国と4つの国際機関の参加により開催された。この国際博覧会は、「自然の叡智」をテーマに、21世紀の自然と人間との関わりを探求し、提案するものであった。開催までにはいろいろ紆余曲折もあり、メイン会場であった瀬戸市海上の森が長久手町の青少年公園に移り、自然を守るために瀬戸会場が大幅に縮小されたが、入場者が目標の1500万人を大きく上回り、約2200万人もの入場者が来場して大盛況のうちに閉幕できたことは、開催地である瀬戸市としても大いに誇れることである。
 長久手会場:地球の過去と未来、伝統の技と最先端技術、世界の文化とまつり、その豊かな地球交流を体感。地球大交流を実現する「グローバル・コモン(外国館)」と「グローバル・ループ(空中回廊)」を基本に会場が構成された。
瀬戸会場:海上の森を背景に持つ、愛・地球博の誕生の地。ここから21世紀万博の発想が生まれた。

EXPO市民サロン

えきすぽしみんさろん


2005年日本国際博覧会推進瀬戸地区協議会は、博覧会に関する情報提供の場、市民や市民団体の方々の交流の場として、平成13年(2001)6月23日、銀座通り商店街に「EXPO市民サロン」をオープンした。
「EXPO市民サロン」は、博覧会のPRに留まらず、瀬戸市の観光やまちづくりの情報提供、インターネットの無料体験、会議スペースの貸し出しなど、博覧会開催に向けた市民の方々の活動拠点、交流の場として利用することができた。このサロンは、中心市街地活性化を推進する瀬戸まちづくり株式会社が実施している空き店舗対策事業を活用しており、まちなかのにぎわいの拠点としての役割も果たしたが、博覧会の閉幕にともない役割を終え閉所した。

天水皿n

てんすいざらえぬじょう


多くの市民、企業、団体の参加と国内外20の陶磁器産地の協力のもとに、愛知万博構想発祥の地瀬戸会場にモニュメントを出展した。このモニュメントの名称は「天水皿n」(てんすいざら エヌじょう)、黒川紀章氏が命名した。天水皿nは天の水を受ける皿、地球を意味し、「n乗」は世界の陶磁器産地から集まった皿、子供たちがワークショップで描いた皿30,000枚を示している。また、皿のデザインは日比野克彦氏が描いた。地球は大きな皿であり、地球に降った雨を蓄え、そして生物が誕生し、現在の生命が宿る星、地球ができた。この地球誕生の源となった水をイメージしデザインが描かれている。
大きさ:直径30m
高さ:(高い部分)10.5m (低い部分)2.3m
制作に使用した陶磁器
皿:30,000枚(国内13産地・海外7ヵ国)
モザイクタイル:540,000枚(㈱INAX提供)

2005年国際博覧会瀬戸会場

にせんごねんこくさいはくらんかいせとかいじょう 


自然と人、人と人とがじっくり触れ合い、語り合う愛・地球博の原点。自然環境の保全に最大限の配慮を払いながら、「自然の叡智」というテーマを具現化するシンボルゾーンとして会場が整備された。
・瀬戸日本館
コンセプトは、「つなぎ直そう。人と自然」。テーマは、「自然と生きる日本人の知恵・技・こころ~自然とつながる感性を取り戻そう」。日本人には、自然と折り合う生活に心の豊かさを感じとる力がある。それは、古くから育んできた「知恵・技・こころ」。災害の防止、快適な生活、資源の有効利用など科学や技術のみでは解決出来ない問題への解決の糸口を提示する。
・瀬戸愛知館
コンセプトは、「森の鼓動と呼吸」~かつてない自然発見の場~。国際博覧会の会場づくりを巡ってさまざまな議論がなされた「海上の森」の一隅にある。このパビリオンは、万博後には「海上の森」の自然を学び育むための拠点とすることを前提に計画された。パビリオンでは日頃見過ごしてきた多様な生命世界をダイナミックに実感することができた。
・市民パビリオン&海上広場
コンセプトは、あなたの「地球の愛しかた」見つけてください。日本全国から、世界から市民参加のプロジェクトが大集結し、毎日入れ替わりでさまざまなイベントを開催した。
愛・パーク ⇒ 公園

モリゾー・キッコロ

もりぞー・きっころ


2005年日本国際博覧会「愛・地球博」のマスコットキャラクター。
モリゾーは森のおじいちゃん、キッコロは森のこども。ふたりは海上の森に住んでいる森の精。ふだんは人間の目に見えないが、気をつけているとその存在を感じることができる。疲れている人の心に木漏れ日を届けたり、そよ風をおこしたり・・・彼らはたくさんの不思議な力で、私たちを元気にしてくれる。
愛・地球博の開催中は会場で大活躍したが、閉幕とともに海上の森に帰った。
そして、今度はみんなのエコ活動を応援したり、環境問題を一緒に考えたりするため、みんなのところへ登場してくれる。
なお、平成18年よりモリゾー・キッコロ住民票が発行されている。

わかしゃち国体

わかしゃちこくたい


平成6年(1994)10月30日~11月2日、第49回国民体育大会「夏季大会」が愛知県中心に行われた。この大会の愛称が「わかしゃち国体」で、公式マスコットが「シャッチー」であった。
 瀬戸市ではウエイトリフティング競技が市民公園の市体育館で行われた。地元窯業高校のウエイトリフティング部からも選手が出場し、大会中は大勢の市民が応援に訪れ、選手の健闘に拍手を送っていた。

赤津焼会館

あかづやきかいかん


昭和55年(1980)3月開館、鉄筋2階建、延面積約600㎡。千年を越える平安の昔より、この赤津の地に焼物が焼かれ、以来今日まで、代々の窯元が赤津焼の伝統を守り続けてきた。1階に第1、第2展示場、2階に第3展示場があり、赤津焼工業共同組合、全組合員が作品を一堂に展示し、即売もしている。昭和52年(1977)3月に国の伝統的工芸品の指定を受け、手ロクロ並びにタタラ成形により、釉(うわぐすり)は、織部釉、御深井釉等、7種類の釉薬を使用し、茶、花道具、一般家庭用の和飲食器、家庭用、日本料理用の割烹食器類を製造し、展示、即売をすると共に、製造の形、色が多種にわたるため、家庭用、営業用共、広く愛用されている。

赤津焼会館