瀬戸蔵ロボットアカデミー

愛・地球博開催10周年記念事業として平成27年(2015)に開催した「瀬戸蔵ロボット博2015」は大変盛況で、来場者から再度の開催を望む声が多数寄せられた。
これを受けて、愛・地球博開催継承事業として、同年、瀬戸蔵ロボットアカデミーを立ち上げ、夏休みにロボットワークショップや春休みに瀬戸蔵全館でロボットと触れ合える「ロボットフェスタ」などの事業を開催している。
子どもたちが未来への夢を抱くとともに創造力を養うため、第一線で活躍するプロや実際に夢に向かって技術を磨いている大学生から最新のロボットテクノロジーを学ぶ機会を設けるなどして事業に取り組んでいる。

瀬戸観光ボランティアガイド

せとかんこうぼらんてぃあがいど


瀬戸の観光の大きなアピールポイントがやきものづくりの営みによって築き上げられた有形・無形の財産であり、やきものの歴史を背景にした様々な物語である。そうした瀬戸の魅力や歴史の奥深さを、訪れたお客様に紹介・PRし、温かいおもてなしに努めることで、観光事業の振興と産業・地域社会の発展に寄与することを目的に設立。
平成6年(1994)市民生涯学習セミナー「瀬戸やきもの観光塾」開催。平成7年(1995)観光ボランティアガイド募集、講習、研修を重ねて平成8年(1996)4月に設立。当初は30名でスタートした。
※「あいち観光ボランティアガイド会」(平成28年(2016)1月現在62団体登録)の中では設立年月日が9番目。

<ガイドの概要>
お客様の希望に応じ、2つの基本コースを中心に案内
ガイド料金:無料
予約:1週間前まで
予約人数:10名程度から(応相談)
所要時間:1時間30分~2時間程度
コース:せとものの歴史をたどる【窯神神社、無風庵、法雲寺、深川神社、陶祖公園】
    洞町・窯垣の小径を歩く【宝泉寺、窯垣の小径資料館、洞本業窯等】

せとめし広場

せとめしひろば


平成21年(2009)~平成26年(2014)、せと・あとりえ参道にあわせて、その昔昼夜を問わず働くやきもの職人たちの体力を支えたという瀬戸ならではの味「せとめし」を一堂に集めて紹介する場として、瀬戸蔵屋外広場において「せとめし広場」を開設。
瀬戸焼そばをはじめ、ごも(五目めし)、ホルモン、瀬戸豚などを販売。平成23年(2011)には「道の駅瀬戸しなの」と「カレーハウスCoCo壱番屋」のコラボレーション企画として『瀬戸豚やわらか煮込みカレー』を販売し好評を博した。またライブステージも行われ、音楽と食を愉しめる空間であった。

瀬戸焼そば

せとやきそば


昭和30年代、深川神社参道で開いた店「福助」が発祥。独特の食感のある蒸し麺と醤油ベースの豚の煮汁を使った瀬戸市ならではの「焼きそば」のこと。近年、人気は瀬戸市民にとどまらず、これを目当てにした観光客も訪れる名物ご当地グルメとなっている。
平成24年(2012)3月に設立された瀬戸焼そばアカデミーでは、この瀬戸焼そばを、①麺は蒸し麺を使用、②味付けは豚の煮汁や醤油ベースのタレを使用、③具材は豚肉とキャベツが主体、④せともの(瀬戸焼)の器を使用(お持ち帰りは除く)と定義している。
平成27年(2015)に瀬戸焼そばアカデミーが「B-1グランプリ」に初出展した。

明眸

めいぼう


柴田合名会社 寛延年間(1748~1751)創業以来清酒醸造業を営み、その代表清酒銘柄として古くより瀬戸の人々に親しまれて来た。「明眸」澄み切って美しいひとみを意味し中国の詩人杜甫が楊貴妃を偲んでうたった詩「哀江頭」の中で美人の代名詞として使われている言葉。
平成12年(2000)の廃業に伴い、愛知県北設楽郡設楽町の蔵元「関谷醸造」が譲り受け醸造を続けている。

大正池(海上砂防池)

たいしょういけ(かいしょさぼういけ)


海上の森内北海上川に昭和50年(1975)に造られた砂防池。水没して枯渇した立木が残っている様子が上高地の大正池に似ていることから「大正池」とも呼ばれるようにもなった。

大正池(海上砂防池)

瀬戸百景

せとひゃっけい


瀬戸市域全体を美術館・博物館に見立てた魅力あるまちづくりを進めるまちづくり“せと・まるっとミュージアム”のソフト事業として、平成13(2001)年度に「シンボルマーク募集事業」「街角ギャラリー募集事業」「あなたが選ぶ瀬戸100景募集事業」が行われた。「あなたが選ぶ瀬戸100景」では、瀬戸100景を選考する組織を広く応募し“ひゃっけい隊”を立ち上げ選考をした。

東海自然歩道

とうかいしぜんほどう


東京「明治の森高尾国定公園」から大阪の「明治の森箕面国定公園」までをつなぐ全長1,697kmの歩道である。昭和45年(1970)厚生省(現 環境省)が我が国最初の長距離歩道として事業に着手した。
昭和49年(1974)3月に愛知県コース211kmが開通しており、瀬戸市においては東は豊田市に隣接する猿投山頂を起点とし、近年、紅葉のライトアップで有名になった岩屋堂を経由し、西は春日井市へと続く桜と紅葉の名所、定光寺に至るまで、全長26.2kmの区間となる。水や緑、貴重な動植物など豊かな自然環境を身近に感じられる散策コースである。

東海自然歩道

萩御殿

はぎごてん


かつて、尾張地方の山や丘にはハゲ山が広がっていた。この地方特有の信州国弱い地質と、まきなどの採取が大きな原因と考えられる。ハゲ山は、雨が降るたびに山が削られ土砂が流れ出て、下流に被害を与えていた。
明治33年(1900)から県による大規模なハゲ山復旧工事が、東春日井郡瀬戸町西茨(現在の瀬戸市萩殿町一帯)などにおいて実施された。
明治43年(1910)11月17日この地を、皇太子殿下(後の大正天皇)が行啓され、萩を用いて建てた通称「萩の茶屋」から、緑に回復しつつある山々をご覧になり、記念にアカマツを植栽された。
その後「萩の茶屋」は行啓を記念して「萩御殿」と呼ばれるようになった。萩殿町の町名はこのことに由来している。
平成17年(2005)3月、愛知県の治山事業「萩殿の森環境防災林整備事業」により、当時の写真を参考にして「萩御殿」を模した休憩施設を建設された。

萩御殿