瀬戸蔵ロボットアカデミー

愛・地球博開催10周年記念事業として平成27年(2015)に開催した「瀬戸蔵ロボット博2015」は大変盛況で、来場者から再度の開催を望む声が多数寄せられた。
これを受けて、愛・地球博開催継承事業として、同年、瀬戸蔵ロボットアカデミーを立ち上げ、夏休みにロボットワークショップや春休みに瀬戸蔵全館でロボットと触れ合える「ロボットフェスタ」などの事業を開催している。
子どもたちが未来への夢を抱くとともに創造力を養うため、第一線で活躍するプロや実際に夢に向かって技術を磨いている大学生から最新のロボットテクノロジーを学ぶ機会を設けるなどして事業に取り組んでいる。

赤津窯の里めぐり

あかづかまのさとめぐり


より多くの人に伝統的工芸品である赤津焼の良さを知ってもらい、地域が良くなるようにしたいとの願いから生まれた催事で、平成12年(2000)から始まった。
毎年5月の第2土・日曜日と11月の第2土・日曜日に、赤津焼の窯元の会=「赤津窯元まわし会」が中心となって行っている。赤津地区の約30軒の窯元や問屋が工夫をしておもてなしをする。
第30回からは、アート・音楽・食など、さまざまなジャンルのアーティストが窯元とコラボレーションする「赤津アートフェスティバル」を同時開催し、好評を博している。
⇒「ゆるり秋の窯めぐり」を参照

品野祗園祭

しなのぎおんまつり


品野祇園祭は、瀬戸市下品野地区で毎年7月第3土曜日の夜半に1台の山車を中心に神輿や踊りの隊列が中心部を巡行する、疫病除け、夏病み除け、豊作・商売繁盛を祈願する祭礼である。祭礼に先立って、牛頭天皇を祭神とする津島神社より地区の分社に「御札」を受ける神事がある。品野津島社の創始や山車を伴う祭礼の始まりについては諸説あるが、遡っても江戸末期から明治初期の頃からと思われる。
⇒瀬戸市指定民俗文化財「品野祇園祭の神武天皇像および従者像」を参照
 山車巡業は、大提灯を先導に万灯車、続いて山車が威勢のよい町内の男衆に引かれてやってくる。山車の中からは祭ばやしの音が聞こえ、山車の後ろにはゆかた姿のおどり隊が、「品野音頭」など踊りを披露しながら一団となってついてくる。山車巡業の際は、国道248号の品野坂上から品野駅間が通行止めとなる。
主催:下品野連区自治会・品野祇園祭協賛会

しなの工房めぐり

しなのこうぼうめぐり


毎年5月の第2土・日曜日と11月の第2土・日曜日に、品野地区の15軒ほどの窯元が工房を一斉公開。絵付けやろくろなどの作陶体験、スタンプラリーなど、楽しい企画が盛りだくさん。
「陶玉コレクション」が人気で、道の駅しなの~各窯元区間を無料シャトルワゴンが運行する。
⇒「ゆるり秋の窯めぐり」を参照

性空祭

しょうくうさい


毎年4月24・25日の両日にわたって(平成28年(2016)からは24日のみの予定)、赤津の雲興寺で行われる盗難除けの祭である。盗難よけのお札を求めるお参りの人でにぎわう。この寺にはこんな物語が伝へられている。
昔、寺の後の毘沙門山中に怪しい者が住んでいて人々に害を加えた。ある時、住持の天先和尚から般若性空の理を解き聞かせられた。彼は遂に法力を得て大いに喜んで、「師弟の縁を結び給はゞ、永く此の山を護り里人を安んぜん。」と誓った。師はこれに性空の法名を授けられたが、後石に化して此の寺を護った。その後、この寺に盗人が入って物を盗むとたちどころに気が狂って門内を彼方此方とうろつき廻り、どうしても境内から立ち出ることができなかった。そこで盗人は仏に物を返し、罪をわびて始めて門外に出ることができた。里人の家でもこの性空様に護られて、盗難が絶えてなかったということから、これを性空山神と崇め、今もなおその霊験を讃仰している。

水野窯めぐり

みずのかまめぐり


水野窯めぐりは、窯屋さんの仕事ぶりを直接お客さんに見てもらい、買ってもらおうと始めた企画で、春と秋の2回行われている。毎年4月の第2土・日曜日と11月の第2土・日曜日に、水野地区の10軒ほどの窯元がさまざまな企画、サービスを考えておもてなしをする。
目的の窯元まで送迎する無料シャトルワゴンの運行がある。
⇒「ゆるり秋の窯めぐり」を参照

『初ゑびす』七福神行列(名士七福神行列)

「はつえびす」しちふくじんぎょうれつ(めいししちふくじんぎょうれつ)


新年恒例の「七福神行列」が毎年1月5日、瀬戸市中心地区の深川神社一帯で開催され、弁財天や布袋尊にふんした7人が、笑いを振りまきながら練り歩く。
 笑いで福を呼び込もうと、銀座通り、せと末広町、中央通、宮前の4つの商店街が深川神社の初えびすに合わせて催している。七福神役は3人の「ミスせともの」と公募による市民で、三河万歳の4人を従え、同神社で初笑いをした後、商店街などをめぐる。
 両手をあげて「ワッハッハッハ」と3回大きく笑えば、身も心も豊かになるといわれる「初笑い」や瀬戸子供太鼓こまいぬ座の演奏も開催される。
かつて、大瀬戸新聞社が深川神社の境内末社の初えびすに協賛して昭和29年(1954)以来とり行っていた「瀬戸名士七福神行列」は、近郷近在まで評判になり、年頭の行事化して一風変ったお祭として広く知られていた。

洞町・窯垣の小径まつり

ほらまち・かまがきのこみちまつり


「窯垣の小径」を散策しながら工房やギャラリーを巡るイベント。洞町文化会が主催で毎年11月第2日曜に開催。
地元窯元や陶芸作家が工房やギャラリーを開放。スタンプラリーやぜんざいの振る舞いなどのおもてなしもある。

ライトアップ岩屋堂

らいとあっぷいわやどう


岩屋堂公園の川面に紅葉をライトアップで映して誘客をはかり、ライトアップの光で来場者を癒したいという思いで、品野つくし会(現在、NPO法人 品野つくし会)が運営している。平成19年(2007)に非公開試験点灯を実施し、平成20年(2008)に第1回を開催して以降、年々知名度が増してきている。
岩屋堂公園内の鳥原川の川面に映える色とりどりの景色はもちろんのこと、岩屋堂と暁明ヶ滝のライトアップも見どころ。また、散策ルートの各所に配置した竹のあかりアートが幻想的な光で足元を照らし出している。

岩屋堂公園の紅葉情報
紅葉する木:カエデ類、イチョウ
おすすめスポット:公園の中を流れる鳥原川沿い
もみじ祭:11月初旬から12月初旬
ライトアップ:11月中旬ごろ

ごんか祭

ごんかまつり


平成12年(2000)に(社)瀬戸青年会議所が地域活性化とまちづくりを目的に、市民とともにプロジェクトを立ち上げ、その中で「ごんか祭」が決定した。平成13年(2001)から「ごんか祭プロジェクト」が中心となり開催された。
「ごんか」というのは「やんちゃ」「言うことを聞かない」というような意味の瀬戸弁。だだをこねる子どもに対して「ごんかをふくな」という言い方をする。
ごんか祭には「ごんか節」というオリジナルの曲に合わせての総踊りがあり、土の化身や火の化身に扮した踊り手はもちろん、参加者全員が踊りまくる。
ごんか節の歌詞の一部分に「ばんげ寝こなしかんこして 窯に火をくべ ぼわれとる・・・」とあるが、これは「夜、眠らずに工夫をして 窯に火を入れ 仕事に追われている・・・」といった意味である。