瀬戸地域には、笠原断層、暁断層、菱野断層及び猿投山北断層からなる主要な断層がある。
笠原断層は、東南東-西北西方向の明瞭な断層崖を示し、地形によって追跡できる。また、この断層は定光寺町付近で分岐し、北側を笠原北断層、南側を笠原南断層とした場合、笠原南断層は東南束の延長部で明瞭な断層崖(地域外)を示す。両断層とも南側が上昇している。
カテゴリー: 自然
梅雨左衛門(ギンリョウソウ)
つゆざえもん(ぎんりょうそう)
江戸後期、尾張藩士内藤東甫の記述による「張州雑志」には、瀬戸市内に産する植物238種と菌類15種が記載されている。「梅雨左衛門」はそのうちの1種で梅雨期によく発生することと、別の伝説とが結びついて名付けられたものである。別書によれば「露左衛門」と記された例もある。本種は、イチヤクソウ科のギンリョウソウで山地のほの暗い林下の腐食土にはえる腐生植物で、葉緑素がなく、根のほかはすべて銀白色である。茎は多肉質、高さ10~20㎝、葉は鱗片状に退化して互生し、花は鐘形で、5~8月ごろ茎の頂に1個下向きにつき、種子によってふえる。地上部は枯れると黒色に変わり、生きているときとは全く違ったものになる。ギンリョウソウの名の由来は、鱗片葉につつまれた銀色の体全体を竜にみたて銀竜草と呼ぶ。また、ほの暗い山林下にひっそり白くはえる姿から幽霊茸と呼ばれることもある。
定光寺自然休養林
じょうこうじしぜんきゅうようりん
定光寺自然休養林は、瀬戸市の北部の標高50m~327mの丘陵山地で、人工林と天然林からなる緑豊かな森林であり、全区域が愛知高原国定公園に指定されている。昭和44年(1969)4月に開設された。面積は723ha。自然休養林の北端の斜面は寺林とともに代表的な暖帯常葉緑広葉樹林で、ツブラジイ・アラカシ・アカガシなどの巨木の下にヤブツバキ・ヤブニッケイ・サカキ・シキミ・ヒサカキ・アオキなどの低木が茂り、地面はベニシダ・ヤブソテツ・キジオノ・ホソバカナワラビなどの暖帯性のシダ類がみられる。春は新緑、夏はキャンプ、森林浴、ハイキングなどと四季を通して楽しむことができる。主な施設は、キャンプ場、アーチェリー場、森林交流館、遊歩道、星の広場、樹木見本林、ホタルの里、野外活動センターがある。
