瀬戸市和太鼓連盟

せとしわだいこれんめい


瀬戸子供太鼓こまいぬ座、みずのお狩場太鼓、天くう、窯っ鼓、鼓風楽、瀬戸北総合高等学校、聖霊中・高等学校、狛犬社中の和太鼓団体で構成。毎年、瀬戸市文化センター文化ホールで「和太鼓の祭典」が開催されている。平成22年の上海万博での演奏に続き、平成27年8月にはイタリア・ミラノ万博での演奏を行っている。

古瀬戸吹奏楽団

こせとすいそうがくだん


昭和29年(1957)春、古瀬戸公民館成人学級として故西村宰輔氏指導のもと7名で結成された。団員数50名構成。高校生以上社会人一般練習日毎週水曜日午後7時~9時、古瀬戸小学校体育館。第24回JC賞(昭和54年)、県知事、名古屋市長、瀬戸市長、福祉協議会長賞(県・市)公民館表彰等受賞。主な活動としては新年の消防出初式から始まる年間20数回を数える市各行事に積極的に参加している。平成6年に瀬戸市文化協会の“つばき賞”を受賞している。また、永年にわたるボランティア活動が評価され、平成16年に全国で初めて緑綬褒章を授章している。平成26年には、楽団創立60周年を迎えた。
青少年の健全育成と文化の薫りを感じることのできるまちづくりに役立てるようにと、活発な活動している。

瀬戸子供太鼓こまいぬ座

せとこどもだいこ こまいぬざ


瀬戸に生まれ育った子供たちが、故郷瀬戸を心から愛し、進んで瀬戸の街づくりに参加してほしい、そんな願いで、瀬戸子供太鼓こまいぬ座が、平成3年3月に結成されました。
小中学生約40名よりなるこまいぬ座は、瀬戸らしく陶器の太鼓を製作し、瀬戸の“やきもの”1300年の歴史を語る創作曲「瀬戸川太鼓」を演奏して、一躍、こまいぬ座の名を有名にしました。以後「こまいぬばやし」「こまいぬ太鼓」そして和太鼓組曲「瀬戸・海上の森」と意欲的に創作曲に取り組み、現在では出演(演奏)回数は年間30回を数える。また、国内だけではなく、平成8年8月には国際交流基金の海外派遣事業の認定を受け子供太鼓としては初の海外公演に出かけ、フランスのパリ、シャルトル両市で演奏。平成10年の夏には、2回目の海外公演としてイギリス、ポルトガルで演奏。イギリスではホームステイで国際交流を体験、ポルトガルでは、「リスボン万博」会場で演奏し、その様子はヨーロッパ全土にTV放送された。平成12年にドイツ「ハノーバー万博」会場の日本政府館前で演奏、平成18年にシンガポールに渡航し、現地の日本人会主催の「国交40周年記念合同演奏会」に出演した。さらに、平成20年年末チュニジアの「サハラフェステイバル」、平成21年、利川市(韓国)姉妹都市5周年を記念し利川市で、平成22年には中国「上海万博」文化センター内で単独演奏を行うなど国内外で演奏・国際交流活動を行っている。

瀬戸いけばな協会

せといけばなきょうかい


平成元年、瀬戸市内におけるいけばな団体会員で教授資格者を中心に会員100名程で設立した。毎年、いけばな展を開催し、いけばなを通して地域文化振興活動に努めている。
また、平成13年(2001)には、愛知万博を契機に愛知環状鉄道沿線の春日井市、瀬戸市、豊田市、岡崎市の4市で愛環いけばな協会を設立し、年1回の文化交流の巡回花展を開催してきた。博覧会終了後も解散することなく交流を続け、平成26年9月には松坂屋豊田店にて、設立15周年記念愛環いけばな協会展/第40回華道豊展が開催されている。

瀬戸市囲碁連盟

せとしいごれんめい


囲碁は脳の発達等に良いとされ、子どもの学力向上、お年寄りのボケ防止にも効果があるといわれる。このように老若男女を問わず楽しめる囲碁をより多くの人と楽しみたい、より多くの人に普及させたいと願う瀬戸市周辺の囲碁愛好者が集まり、瀬戸市囲碁連盟は平成3年(1991)9月に誕生した。年3回の一般市民参加の囲碁大会の開催、県内囲碁団体との交流親睦、囲碁普及のための囲碁教室の開設などの活動を行っている。

瀬戸クラフト協会

せとくらふときょうかい


昭和41年(1966)設立。会は「会員相互の協力により生活工芸(クラフト)という視点から創作活動を通し、社会に文化的寄与をすると共に、会員の社会的地位の向上と人間生活の未来に関わる問題提起を行う」ことを目的としている。また研究会、交流会などを開いて会員の意識向上を計っている。交流の一つとして、内外の陶業地やイベントを視察し研修に努めている。昭和53年(1978)愛知県立三好学園に会員が中心となり、「ふれあいの塔」を焼き上げた。現在は、せともの祭りに「クラフトの社フェスティバル」展を開催し、会員の新作発表と共に他ジャンルのクラフト作家を招聘し、作品展示による交流を深めている。また会員は各地で個展、グループ展等を積極的に開催している。
 平成28年に協会が設立50周年を迎えるのを前に、平成24年から3年にわたり、クラフト協会に所属する陶芸家らによる企画展「瀬戸のクラフトの系譜-昨日、今日、明日へ-」が新世紀工芸館で開かれた。

瀬戸市文化協会

せとしぶんかきょうかい


瀬戸市西茨町113-3(瀬戸市文化センター内)  84-1093
昭和61年(1986)5月10日、団体84、個人50名、賛助70名による会員の文化活動並びに文化事業を振興する目的で発足した。県下30市有る中で第29番目に発足を見たが、本協会は、プロとアマ各ジャンルの競い合いと協力によってその活動を深める目的がこめられている。主な事業は“文化の祭典”これは邦楽、洋楽Ⅰ・Ⅱ、詩吟と民謡、謡・仕舞の4部門に分けステージの発表と、ふれあい芸術展、書道展、市民茶会、吟行会、文化体験講座を毎年開催している。

瀬戸椿の会

せとつばきのかい


瀬戸市の花つばきを介して、多くの組織や団体とのコラボレーションを図って新しい文化を生み、瀬戸市各所につばきを植えて市内外から多くの見学者を招き街の活性化を図ることを目的として平成18年(2006)11月1日に設立された。「瀬戸市を日本一のつばきの街にしよう」をスローガンに、市民につばき苗の配布、学校や公園などにつばきを植え育成する、つばきの森を造る、つばき展を開催する、瀬戸のつばきをPRする、市民や会員につばき栽培の技術講習を行うなどの事業を行っている。
瀬戸椿の会では、瀬戸の里山に自然に咲くつばきを表現するため、赤津雲興寺の南側に「瀬戸赤津・凧山つばきの森」を平成24年3月開園した。竹林、杉と桧の森、雑木林、ため池の間に3,000本のつばきを植栽し、その間を遊歩道で結ぶ内容で、約5,000坪 (16,500㎡)の規模を持つ。

つばきの森

瀬戸伝統陶芸会

せとでんとうとうげいかい


昭和45年(1970)設立、当時の会員数は25名。当会は設立当初より、瀬戸の伝統的な技術、技法を以って秀れた作品を発表している、作家のみを対象としており、会員一人ひとりが非常に個性豊かな作品を創作している。作品発表は、会行事として瀬戸市内で年2回(陶祖祭4月、せともの祭9月)瀬戸蔵等で実施している。個人については、それぞれの立場で個展を実施し、瀬戸の伝統文化の発展に寄与している。産業発展にも協力し、瀬戸市が実施する展示会等には積極的に参加して、陶磁器産業の一翼を担い、伝統陶芸を通して、瀬戸のPRに努力している。

瀬戸陶芸協会

せととうげいきょうかい


瀬戸で最初の創作者集団と言えるのが、大正3年(1914)に設立された「瀬戸図案研究会」である。この会は、愛知県立陶器学校(現愛知県立瀬戸窯業高等学校)の図案教師であった日野厚が中心となり出来た研究会である。会では、陶磁器図案展覧会の開催、図案集の発刊など当時としては先進的な活動を行っていた。そして、瀬戸図案研究会の設立を契機として、瀬戸において陶芸家集団が次々と誕生していくことになる。大正13年(1924)には、加藤土師萌等によって「陶均会」が、そして昭和4年(1929)には、瀬戸在住の若手陶芸家の集いとして、長江明治等が中心となって「土の風景社」が設立された。この会は、昭和7年(1932)には藤井達吉の教えを受けて「作陶会」と名を変えている。また、昭和5年(1930)には、加藤華仙が中心となって「春陶会」が結成されている。この「作陶会」と「春陶会」の2つの会が瀬戸の陶芸界をリードしていくことになる。そして、昭和11年(1936)6月20日、顧問に板谷波山・加藤顕清・日野厚を迎え、「作陶会」と「春陶会」のメンバーを中心とした「瀬戸陶芸協会」が設立している。これは、藤井達吉が「芸術は産業の母体である」と当時の瀬戸市長泉崎三郎氏に働きかけた結果であった。瀬戸在住の分野が異なる陶芸家が一致団結して結集したことは画期的であった。協会では、日展を中心とする各種公募展への出品、春の陶芸協会展、研究旅行などの活動を行っており、これらの活動をとおして会員同士が交流するとともに、切磋琢磨していくことで会は発展していった。発足から約80年たった現在でも、春の陶芸協会展、秋の新作展などの活動が行われており、瀬戸の陶芸界を牽引している。
平成28年に、協会創立80周年を迎え、瀬戸市美術館を皮切りに、東海東京フィナンシャルギャラリー・日本橋(東京)、古川美術館分館爲三郎記念館(名古屋)にて記念展覧会を開催している。