JIMO婚・ZO婚こまいぬ道中

じもこん・ぞっこんこまいぬどうちゅう


JIMO婚とは、地元で地味婚の意の造語。ZO婚(続婚)とは、結婚記念日の陶器婚式(9年目)、磁器婚式(20年目)を祝う日として、夫婦、家族からの「ありがとうメッセージ」を公募し、「世界でたった一つの手作り記念品」の作陶体験をプレゼントするイベント。平成16年(2004)から陶祖を祀る「せと陶祖まつり」、磁祖を祀る「せともの祭」で、瀬戸の地域資源の陶磁器の「瀬戸ブランド化」による、まちの活性化を目的に開催された。
さらには、昔ながらの人と人との絆を深める「近所付き合い」の復興を兼ね、瀬戸市中心市街地商店街の協力とおもてなしの中、せと陶祖まつり当日に、深川神社にて挙式されるJIMO婚カップルが、花嫁道中として地元の若者が曳く人力車で練り歩く。

御物奉献行列

ぎょぶつほうけんぎょうれつ


13世紀前期の鎌倉時代、加藤四郎左衛門景正(藤四郎)は名僧道元に随行して、中国の地で釉薬を施した陶器を造る技術を学んだ。日本に帰り良い陶土を求めて全国を回る中で瀬戸を訪ねた際、深川神社で受けた「神のお告げ」に従って祖母懐の地で良土を得た。この感謝のしるしに、藤四郎は一対の狛犬をつくり深川神社に奉納したと伝えられている。後の世に、藤四郎は陶器の神様として深川神社の摂社「陶彦神社」に祀られる。
この故事により瀬戸の作陶家は陶彦神社に参拝したり、作品を奉納したりして陶彦の神に感謝をしてきた。この伝統をもとに、昭和54年(1979)に瀬戸市制施行50周年記念事業として、陶器を陶彦神社に奉納する御物奉献行列が陶祖まつりにおいて開催された。平成14年(2002)より一時中断していたものの、平成19年(2007)より陶磁器業界関係者の尽力により再開され、今ではせと陶祖まつりの重要な催事となっている。

せとものフェスタ

せとものふぇすた


昭和63年(1988)当時、円高によりかつてない不況に襲われていた瀬戸陶磁器業界がこの難局を切り抜ける契機とするために、大せともの祭協賛会として全国規模による陶磁器イベントを計画することとなった。
そのための実験的イベントとして、陶磁器文化行事「せとものフェスタ’88」が昭和63年(1988)4月のせと陶祖まつりで実施された。
以後は、陶磁器を中心に瀬戸に関わる絵画やデザインなども織り交ぜながら、瀬戸の技術や文化を顕彰する目的で、毎年陶祖まつりに合わせて開催されている。

せと陶祖まつり

せととうそまつり


毎年4月の第3土・日曜日(第3日曜日とその前日の土曜日)に行われる。陶祖とは、瀬戸焼の開祖として伝えられる加藤四郎左衛門景正(藤四郎)のことで、その遺徳を偲ぶ祭りである。「御物奉献行列」(パルティせとから陶彦神社まで)をはじめ、陶磁器の廉売市や瀬戸の若手作家市、春の陶フェスタなどさまざまなイベントが開催される。平成19(2007)年度から呼称を「陶祖まつり」から「せと陶祖まつり」としている。

瀬戸豚

せとぶた


道の駅瀬戸しなので使用しているのは瀬戸市の北丘町の豚。瀬戸豚のおいしさは癖がなく、甘味のある肉質にある。
瀬戸豚を使って、オリジナルの瀬戸豚ソーセージを使用した瀬戸豚ドッグ、ベーコン、ウインナー、おにぎり、「道の駅コロッケ」やこのコロッケを使用した瀬戸豚コロッケバーガーも登場している。
また、瀬戸豚の精肉の要望にもこたえて、精肉販売も行っている。トンカツ用、しゃぶしゃぶ用などが用意されているが、販売数に限りがあるのでお早めにとのこと。

せとちゃん

せとちゃん


せと・まるっとミュージアムのイメージキャラクター。
「せとちゃん」は平成18年(2006)に誕生した。平成21年(2009)よりせと・まるっとミュージアム イメージキャラクターとなる。
デザインは「NHKおかあさんといっしょ」などにイラストを提供している人気絵本作家ののぶみさんで、名前は公募により決定した。
せとちゃんの趣味は、瀬戸の街をお散歩することと、みんなと記念撮影をすることで、髪には瀬戸市の花“つばき”の髪飾りをつけている。せとちゃんの特別住民票もある。せとちゃんの誕生日は10月1日である。
平成22年(2010) 着ぐるみ誕生。
平成23年(2011) せとちゃん市民サポーター設立。(イベントなどでせとちゃんの活動のお手伝い)
平成28年(2016) 現在のせとちゃんグッズ販売商品点数は25点

ごも(五目めし)

ごも(ごもくめし)


瀬戸で「ごも」というのは炊き込みご飯の方言で、「五目めし」「五目御飯」のことをいう。せとめしの一つに数えられているが特別な味付けや具が入っているわけではない。ご飯とおかずが一緒になった「ごも」は、窯焚きなど忙しい職人たちにとって、便利でバランスのとれた食事であった。