瀬戸の陶磁器の生産用具及び製品

せとのとうじきのせいさんようぐおよびせいひん


国指定有形民俗 3,943点
昭和49年2月18日指定、同50年9月22日追加指定 
所在地 瀬戸蔵ミュージアム 所有者 瀬戸市  時代 平安時代~昭和

 瀬戸市では昭和38年から陶磁器を製作するために使用する生産用具とその道具を
使った作られた陶磁器製品について調査・収集を行ってきた。収集された資料は、採土・製土・成形・乾燥・絵付・施釉・焼成の各工程に関する資料と製品、さらに製品の運搬道具や仕事着まで及んでいる。戦後の急速な機械化によって失われつつあった窯業関連の民俗文化財について一貫して収集されたこれらの収蔵品は、昭和49年に国の重要民俗文化財に指定され、瀬戸市歴史民俗資料館で収蔵・展示を行ってきた。
 平成17年からは、新たに瀬戸蔵ミュージアムの生産道具展示室にその機能を移し、20世紀の窯業が機械化されてゆく過程を含めた幅広い展示を行っている。