瀬戸市指定無形民俗 1件
平成20年9月12日指定 所在地東菱野町
保持者 菱野文化財調査保存会
この地方では近隣の村々で合同して猿投神社に「飾り馬」(馬を標具により飾ったもの)を奉納する行事があり、「合宿」または「合属」と呼ばれていた。菱野村を含む近隣10ヵ村は「山口合宿」を行ったが、菱野村は「おでく」を標具とするのが慣わしであった。山口合宿は大正5年を最後に行われなくなったが、その後は明治14年より始まった「郷社祭り」で各村から警固を出す変わらぬ形式であった。
近年、この「郷社祭り」も特別な慶事に開催されることとなり、菱野のおでくも地区の祭りには出されなくなった。「おでくと警固祭り」の伝承を保存するため、3年に一度菱野熊野社に奉納することとなった。
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