せとめし

せとめし


瀬戸の味を代表する「うなぎ」、「五目飯(ごも飯)」、「瀬戸焼そば」などを総称してせとめしと呼ぶ。
やきものを窯で焼く際の体力補給として親しまれた「うなぎ」や「五目飯(ごも飯)」。瀬戸で焼きそばといったら、ソースの焼きそばではなく、豚肉の煮汁で焼いた「瀬戸焼そば」を指すぐらいポピュラーである。

道の駅 瀬戸しなの

みちのえき せとしなの


瀬戸市品野町1丁目126番地の1  41-3900
運営会社 道の駅瀬戸しなの株式会社
平成23年(2011)3月26日、瀬戸市に道の駅がオープンした。
道の駅瀬戸しなのでは、瀬戸焼そばなどの「せとめし」、瀬戸の豚を活かしたメニューなどが味わえるレストラン、新鮮な野菜や地域の加工食品などの販売コーナー、瀬戸のことをまるっとお知らせする情報コーナーなど、美味しさ、楽しさを提供している。

○せとめし食堂
 ・定食・ごはんもの
  瀬戸豚重、瀬戸豚かつ定食、しょうが焼定食、農家さん限定ランチ、
  瀬戸豚つくね定食、瀬戸豚丼、道の駅定食、豚キムチ丼
 ・麺類
  瀬戸焼そば、自然薯とろろそば、ころうどん
 ・テイクアウト
  瀬戸豚ドッグ、瀬戸豚カツサンド
 ・スイーツ
  コーヒー、和菓子セット、ふわふわかき氷、
  ソフトクリーム、ケーキセット

○産地とりたて市場
 ・豚肉加工品
  瀬戸豚で開発されたオリジナルなハム、ベーコン、ウインナー
 ・青果
  地元の生産者たちが、丹精込めた野菜
 ・加工食品
  テイクアウトできるお弁当やおみやげ品など
 ・パン・スイーツ
  ケーキにプリン、パンやドーナッツ、瀬戸の銘菓
 ・生花
  地元の生産者たちが、丹精込めたお花

営業時間:午前9時から午後6時(食堂は9時から午後4時まで)
定休日:年末年始

無風庵

むふうあん


日本工芸の発展に多大な功績を残した藤井達吉(1881~1964)が、昭和20年(1945)3月頃から昭和25年(1950)12月頃まで西加茂郡小原村大野鳥屋平(とやがひら)(現豊田市)で生活しながら、若手作家育成のために私財を投じて、芸術家村で共同工房として使用していた建物。
無風庵の名称は、藤井の雅号「無風」に由来するもの。
藤井は工芸を職人的な世界から芸術の領域に高めることを主張。染色、七宝、金工、木工、陶磁、絵画等多彩な創作活動を展開し、その特有のスタイルから次第に美術界から孤立し、しばしば「孤高の芸術家」と呼ばれた。
戦中から戦後にかけて、瀬戸地域の若手を指導し、本市の陶芸や小原村の和紙工芸の発展に大きな影響を与えた。
草葺入母屋造りの建物は、かつて藤井に師事した陶芸家、亀井清市、栗木伎茶夫、水野双鶴、鈴木八郎らの尽力により昭和27年(1952)頃に小原村から現在の市街地を見下ろす御亭山に移築された。
平成13年(2001)に「陶の路」(小狭間坂)散策路整備事業の核施設として、大規模な建物の修復と周辺整備を行い、無風庵ゆかりの作家の作品を常設展示しているほか、お茶室、ギャラリー、休憩所として利用されている。
開館時間:午前10時~午後3時(水曜日休館)

無風庵

やきもの長屋

やきものながや


瀬戸市湯之根町68
敷地約4,000㎡。1978年(昭和53年)6月開始。陶芸を志す若者達が陶房として利用。大半は県立窯業高等技術専門学校の卒業生。在校生の出身地は愛知、岐阜はもちろん、北海道から沖縄まで全国にわたる。ここは、もともとは大家の加藤正敏氏が経営するタイル工場だった。その跡に自分の窯や作業場を求めて集まった自然発生的な集団が「やきもの長屋」。20に仕切られた陶房で20才前後から40才代までの男女約30人が集まり、22基の窯がある。多彩な顔ぶれで、焼き物と言っても伝統工芸から前衛のオブジェまで、また染付あり、楽茶碗あり、さまざまである。瀬戸には伝統のある陶磁器産地にありがちな新しい試みに対する有形、無形のプレッシャーがあまりなく、有田焼、備前焼などの他の作風を取り入れて、自由に創作できる。また、よそ者を受け入れ、互いの陶房を尊重し合い、刺激し合う、自由な雰囲気がある。作品を買おうとするとき、作者が誰なのかにも関心がある。その点、ここ長屋に来れば大勢の作者とその作品が目の前で結び付く。同敷地内には入居者たちの作品を扱う「GALLERY 湯之根68番地」や「ギャラリーくれい」があり、作者とユーザーが出会う場となった。(現在、両ギャラリーは閉鎖している。)

やきもの長屋

案内処・集い所 らくちん(楽椿)

あんないどころ・つどいじょ らくちん(らくつばき)


瀬戸市末広町1丁目3番地
昭和14年(1939)に建てられた木造交番である「旧蔵所交番」を移設し、観光協会事務所として使われていたが、平成20年(2008)4月に瀬戸まちづくり株式会社が観光協会から委託を受け、観光案内所として、また瀬戸のお土産品などを扱う店舗としてオープンした。
交番にしては全国でも珍しい神社仏閣のような和風のデザインで、むくり屋根がつき瀬戸らしく全面陶器タイル貼りになっている。
瀬戸市内の案内所として、また市民の憩いの場として親しまれている。
瀬戸陶芸協会、著名作家の作品を中心に「ぐい呑み」100点以上を常時取り揃えている。また、瀬戸のお土産推奨品のコーナーもある。
2階はギャラリー、会議室として利用が可能である。
営業時間:午前10時30分から午後4時まで(土・日・祝は午前10時から午後4時30分まで)
定休日:火曜日、年末年始

らくちん

おもてなしボランティア

おもてなしぼらんてぃあ


瀬戸市おもてなしボランティアは、愛・地球博が開催された2005年に、世界中から瀬戸を訪れる人たちを温かくおもてなしをしながら、瀬戸のまちをPRするボランティアとして活動した。「広がれ、つながれ、おもてなし」を合言葉に、結団式が2003年2月1日(日)午後1時半から瀬戸市文化センターで盛大に開催された。この結団式には名誉リーダーに就任した俳優の藤岡弘さんも東京からかけつけ、熱いメッセージを参加者に発信した。当日はおもてなしボランティアをはじめ一般市民などおよそ800人が参加した。
愛・地球博開催期間中には、多くのお客様を温かいおもてなしの心でお迎えしてきた。(登録者数は2,590人)
その経験や市民参加の成果を生かして、瀬戸市の観光PRを主な目的として、来訪者をおもてなしする活動を継続している。
主な活動は
・パルティせと観光インフォメーションでのご案内活動
・瀬戸蔵ミュージアム内の展示案内活動
・せと魅力発信広報活動
・イベントちょこっとお手伝い活動
・瀬戸蔵まるっとシアターお手伝い活動

定光寺ほたるの里の会

じょうこうじほたるのさとのかい


ほたるの里作りは、もともと市民ボランティアが実践する里山保全活動のモデル事業としてスタートした。平成9年(1997)、「市民による里山の保線と活用」の研究を、2005年日本国際博覧会協会から瀬戸市の市民団体「水野地域まちづくり協議会」が委嘱され、ホタルの復活に取り組み始めたのがスタート。その翌年の平成10年(1998)10月に整備が始まり、希少生物の調査や水路の整備に取り掛かった。もともとあった棚田を生かしたジグザグの水路も酸素補給用の水車もすべてボランティアの手作り。下流に水質浄化用のセラミック多孔体を設置し、ポンプで水を再び上流に運んでリサイクルする水路が平成11年(1999)の3月に完成。ホタルの幼虫と、その餌となるカワニナ(貝の一種)を放流したところ、その年の6月にホタルの飛翔が初めて確認された。平成12年(2000)にはホタルが飛び交う様子が確認され、一般公開もされるようになった。その後もバリアフリー化、新しい棚田の造成など、地元企業の協力もあり、その規模は次第に大きくなり、テレビや新聞などでも大きく取り上げられたことから、毎年の一般開放には多くの人が訪れるようになった。
平成12年4月、「定光寺ほたるの里の会」がまちづくり協議会から独立して発足した。その後も、地域の枠を超えた市民を対象に、ほたるの里やその隣の稲込の郷で、ホタルの幼虫の放流やホタルの鑑賞会、里山体験、稲作体験など、年間を通じてさまざまなイベントを行ってきた。イベントがなくても、週末になるとボランティア数名が集まり、ほたるの里の整備など、自然に囲まれての作業を楽しんでいる。

山口 ホタルの会

やまぐち ほたるのかい


山口地区の吉田川のホタルは、昭和38年(1963)からの土地改良事業で絶滅したと思われていた。しかし、昭和55年(1980)頃から自然発生し始め、再び多くのホタルの姿が見られるようになった。山口地域まちづくり協議会では、平成14年(2002)~平成16年(2004)に私有地を借りて環境水田を作りホタルの保護活動開始、平成17年には吉田川沿いにビオトープを完成した。このようにホタルの保護活動を始め、養殖などを一切行わず、草刈や枝打ちなど水辺の環境を守ることでホタルの自然繁殖を目指した。そして山口地域まちづくり協議会から独立して、専属で保護活動をする団体「山口ホタルの会」が平成15年(2003)6月に年発足した。例年、環境整備と観察会が行われている。

瀬戸焼そばアカデミー

せとやきそばあかでみー


瀬戸市見付町38-2(瀬戸商工会議所内)  82-3123
瀬戸焼そばアカデミーは、瀬戸焼と瀬戸焼そばの文化を通じ、瀬戸市の名を全国に広め、瀬戸市のイメージ向上と、瀬戸市民の郷土愛を育み、瀬戸市の地域活性化を図ることを目的に、平成23年12月に発足し、翌年3月に設立された団体。全国的に瀬戸市のブランドとして広げていくため、「瀬戸焼そば」とはどういうものなのかを確立し、市民の家庭に瀬戸の食文化として定着させ、提供する際の器に“瀬戸焼”を活用した食と器のコラボレーションを行い、新たな地域資源としてプロモーションをしていく必要があります。そこで、この瀬戸焼そばを、家庭から地域、地域から全国へと羽ばたかせることで、瀬戸市のイメージ向上、市民の郷土愛の醸成、そして地域の発展と産業の発展につながることを願って、「瀬戸焼そばアカデミー」を運営している。

森林交流館

しんりんこうりゅうかん


瀬戸市川平町1番地
国産木材で作られた森林交流館は、内部の床や壁が杉、ヒノキなど様々な木材で作られており、木の香いっぱいの建物。樹齢950年の木曽ヒノキの年輪板、比重の違う木、叩くと音の違う木、面白い動きをする木のおもちゃなど、興味ある色々な展示物で木や森林に関することが学べ、木を使った工作体験もできる。近くには樹木見本林があり、森林浴しながら散策すると、様々な木の名前を知ることができる。館の奥にある丸根山展望台の眺望も素晴らしく、家族連れで楽しめるスポット。
開館時間:土・日・祝日のみ午前10時~午後4時

森林交流館