愛知県が県政100年記念事業の一環として、勤労者を始めとする一般県民の教養文化の向上、人間性の回復、余暇の健全な活用に資するため、研修と休養のできる総合的福祉施設として昭和49年(1974)設立されたが、愛知県行革大綱に基づき平成20年(2008)に廃止となった。地元瀬戸市が移管を希望しなかったことから、今後、建物は撤去される。
当施設に設置されている陶壁3作品は、文化的価値が極めて高いことから新設・改築される県有施設に移設される。
加藤 釥 「早春」 尾張地区新設養護学校(稲沢市 平成26年(2014)4月オープン)
鈴木 青々 「朝陽」 豊田警察署(豊田市 平成27年(2015)7月)
加藤 唐九郎「野龍共に吠く」仮称 療育医療総合センター(春日井市 平成29(2017)年度)
カテゴリー: 行政機関・施設
愛知県有林事務所
あいちけんゆうりんじむしょ
本所:尾張旭市大字新居5182番地の1
印所事務所:瀬戸市西印所町57番地の8
愛知県の県有林野地の面積は約6000haで、木材の生産、水源の涵養、山地災害の防止、二酸化炭素の吸収、レクリエーションの場の提供など大切な働きをしている。また、瀬戸市内の県有林内ではやきものの原料となる粘土やガラスの原料となる珪砂を採掘している。
大正15年(1922)粘土採掘事務所を瀬戸市に設置(県営粘土採掘事業を開始)、瀬戸森林事務所、瀬戸県有林事務所、尾張県有林事務所、県有林事務所(平成14年(2002))と年とともに変遷してきた。
愛知県住宅供給公社菱野団地管理事務所
あいちけんじゅうたくきょうきゅうこうしゃひしのだんちかんりじむしょ
瀬戸警察署
せとけいさつしょ
瀬戸市原山町1番地の2
明治10年(1877)7月名古屋警察署瀬戸分所として現在の瀬戸市蔵所町に発足。明治41年(1908)11月瀬戸警察署として独立。明治42年(1909)5月陶本町4丁目1番地に新庁舎完成移転。昭和14年(1939)年5月東吉田町4番地に新庁舎完成移転。昭和29年(1954)7月警察法改正により愛知県瀬戸警察署として発足。昭和46年(1971)3月原山町に新庁舎完成移転し現在に至る。
業務内容としては、警務課=受け付け事務、広報や警察安全相談、犯罪被害者の支援、職員の福利厚生や健康管理など 会計課=落し物、拾い物などの取扱い、建物の維持管理など 生活安全課=地域安全活動、非行少年の補導、覚せい剤・けん銃・悪質商法・環境犯罪・児童売春等の取締り、銃砲刀剣類の所持・風俗営業の許可など 地域課=交番・駐在所・パトカーなどによる警戒活動、110番通報への対応、犯罪の予防検挙活動、祭礼等の雑踏警備など 刑事課=殺人・強盗・窃盗・暴力・知能・組織犯罪等の審査、鑑識活動など 交通課=交通安全教育・交通の指導取締、交通事故の捜査、交通規制の実施や運転免許の事務など 警備課=警衛警護、警備犯罪の取締り、災害警備活動など。
交番として「共栄交番」(共栄通6丁目2番地)、「孫田交番」(東横山町114番地の20)、「記念橋交番」(末広町1丁目3番地)、「原山交番」(八幡台1丁目143番地)、「瀬戸口交番」(瀬戸口町1番地の1)、「品野交番」(品野町6丁目159番地)、「水野交番」(内田町2丁目87番地の1)が、また、駐在所としては「赤津駐在所」(西窯町107番地)、「山口駐在所」(田中町68番地の2)、「上品野駐在所」(上品野町507番地)、「定光寺駐在所」(定光寺町393番地の1)があり、事件・事故・不審者などの届出に対応している。
名古屋地方検察庁瀬戸区検察庁
なごやちほうけんさつちょうせとくけんさつちょう
瀬戸市小田妻町1丁目220番地の1
検察庁には最高検察庁、高等検察庁、地方検察庁、区検察庁の4種類があり、それぞれ裁判所に対応して置かれており、瀬戸簡易裁判所に対応して瀬戸区検察庁がある。
検察庁では検察官・検察事務官などが執務しており、検察官は刑事事件について捜査及び起訴・不起訴の処分を行い、裁判所に法の正当な適用を請求し、裁判の執行を指揮監督するなどの権限を持つほか、公益の代表者として民法など各種の法律により数多くの権限が与えられている。
瀬戸区検察庁は、瀬戸市、尾張旭市、長久手市を管轄し、春日井・津島区検察庁と共に本庁の名古屋地方検察庁内(名古屋市中区三の丸4丁目3番1号)に所在する。小田妻町にある名古屋法務総合庁舎(旧名古屋法務局瀬戸出張所)は閉鎖している。
瀬戸保健所
せとほけんじょ
瀬戸市見付町38番地の1
昭和19年(1944)10月1日、当時の瀬戸簡易保険健康相談所の建物を譲り受けてオープンした。当時の管轄区域は瀬戸市、日進村、幡山村、猪高村、長久手村、天白村の1市5村であった。昭和22年(1947)9月新しい保健所法が施行され業務の飛躍的な増大に対処するため昭和26年(1951)11月1日、小金町27に新庁舎を新築移転した。建物の狭隘と老朽化により、昭和41年(1966)8月31日現在地に新庁舎を新築移転し現在に至っている。
瀬戸保健所では、瀬戸市、尾張旭市、豊明市、日進市、長久手市、東郷町を所管区域としており、利便性を考慮して、医療費公費負担等の各種申請・届出の受付業務を行う豊明分室が設置されている。当所では、地域住民の健康保持と増進を図るため、感染症対策、環境衛生、食品衛生、健康支援など各種相談、指導、事業及び法令に基づく行政事務を行っている。生活習慣病等保険相談、検便・水質検査・エイズ検査などの各種検査、こころの健康相談などのサービスが受けられる。
受付・利用時間は、月曜日から金曜日までの午前9時から午後5時15分(正午から午後1時、土日・祝祭日を除く)までとなっている。
瀬戸公共職業安定所(ハローワーク瀬戸)
せとこうきょうしょくぎょうあんていじょ(はろーわーくせと)
瀬戸市東長根町86番地
昭和5年(1930)5月に、瀬戸市職業紹介所として設立された。昭和13年(1938)7月に名古屋職業紹介所瀬戸出張所となり国営となった。ハローワーク(瀬戸公共職業安定所)となったのは、昭和22年(1947)4月で、同年9月に労働省所管となった。全国に544所が設置されており、職業紹介として職業相談・紹介業務、求人受理・開拓業務を、雇用保険として雇用保険適用、失業認定・給付業務等を、また雇用対策として障害者・高齢者雇用企業指導業務、助成金業等を行っており、当所の管轄区域は瀬戸市、尾張旭市である。職業紹介と雇用対策を一体的に実施するハローワークが雇用のセーフティーネットとしての中核的な役割を果たすことが期待されている。
開庁時間は、月曜日から金曜日までの午前8時30分から午後5時15分(土日・祝祭日を除く)までとなっている。
あいち産業科学技術総合センター瀬戸窯業技術センター
あいちさんぎょうかがくぎじゅつそうごうせんたーせとようぎょうぎじゅつせんたー
瀬戸市南山口町537番地
昭和46年(1971)2月に愛知県瀬戸窯業技術センターに創立、平成14年(2002)4月愛知県産業技術研究所瀬戸窯業技術センターに、平成24年(2012)1月にはあいち産業科学技術総合センター瀬戸窯業技術センターに名称が変更された。
瀬戸地域を中心とする「せともの」に代表される和・洋食器やノベルティなどの窯業業界の技術支援機関として消費者ニーズの多様化、高級化に応え、高品質で特色のある製品のデザイン開発や生産技術の向上で貢献するとともに、今後大きな成長が期待できるファインセラミックスの研究開発にも積極的に取り組んでいる。
労災サポートセンター愛知労災特別介護施設 ケアプラザ瀬戸
ろうさいさぽーとせんたーあいちろうさいとくべつかいごしせつ けあぷらざせと
瀬戸市山手町294番地の5
周りを静かな住宅地に囲まれた緑豊かな広い敷地をもった丘陵地に、平成5年(1993)に開設された。ケアプラザは、産業の発展に貢献するなかで被災し、労災年金を受給することになった方々に安心していきいきとした生活を営んでいただくために厚生労働省が全国に8か所設置し、一般財団法人労災サポートセンターが委託を受けて運営している施設で、労災特有の傷病・障害に応じた専門的な介護サービスを提供している。
当施設は、障害を持ち高齢化していく入居者が「快適で生き甲斐のある生活」をおくれるよう配慮した終身介護施設で、家庭内での介護に困難な重度被災労働者の方々のために、その状態に応じた介護サービスを提供する施設として厚生労働省が設置したものである。
労災リハビリテーション愛知作業所(労働者福祉機構)
ろうさいりはびりてーしょんあいちさぎょうしょ(ろうどうしゃふくしきこう)
労災リハビリテーション作業所は、労働災害(業務災害、通勤災害)により外傷性せき髄損傷の障害を受けた方や両下肢に重度の障害を受けた方に対して、社会復帰に必要な生活、健康、作業などの管理を行い、自立更生を援助し、社会復帰の促進を図るための施設で、全国に8か所設置されていたが現在は宮城・長野・福岡作業所の3か所で、愛知作業所は平成25年(2013)2月28日で廃止となっている。