瀬戸市指定古文書 1482点
平成20年9月12日指定 所在地 瀬戸市東菱野町
所有者 菱野文化財保存会
文化財 各種様式・内容の古文書(一括)
時代 江戸時代~昭和
瀬戸市内では地区保有の古文書が郷倉の中で保管されてきた。中でも菱野・本地・今村・美濃之池・片草・白岩・上半田川・下半田川・沓掛の旧村の資料がよく知られている。菱野郷倉に保管されてきた古文書は最もよくまとまっており、江戸時代の年貢減免に関する証文、村内物産調査書上、村の自治や代官所への提出書類など多岐に亘る。また特色ある文書としては「猿投合宿」や「山口合宿」に関する回章やこの地域に伝わる「警固祭り」や「おでく」に関する資料も多数含まれている。
享保二十年(1735)の「愛知郡山田庄菱野村産物取調帳」、嘉永四年(1851)の「菱野村下用書上帳」など地方史を知る貴重な史料も多い。