瀬戸いきいきビジョン21

せといきいきびじょんにじゅういち


瀬戸いきいきビジョン21、1988年(昭和63年)策定。1987年(昭和62年)瀬戸活性化ビジョン策定調査要綱を制定。その後市民・学識経験者・議会関係者・行政関係者・担当市議員により意向調査・ヒアリング等を行い。「出あい・語らい・みんなの手」瀬戸いきいきビジョンを策定し、活性化への5つの課題を提言、それを5大プロジェクトへと発展させた。
まず地場産業都市の新展開として、情報センターとデザインセンターを核とする「産業センター」を整備し陶磁器産業と観光を始めとするサービス業・商業との融合を図り各種情報をセンターへフィードバックする総合的な産業情報機能の充実を図る『産業センター構想』が生まれた。次に、伝統文化の継承と活用という課題で赤津地区に、世界窯業博物館・陶芸の里・やきものレジャーランドを整備し、イベントの開催や各国の陶芸文化のネットワーク化を図り陶磁器を中心とした世界的な文化情報の交流拠点とする『世界陶芸の森構想』へと発展した。また、感性豊かなまちなみの創出という課題より、新瀬戸駅から尾張瀬戸駅を経て陶祖公園に至る地域に瀬戸川をシンボルとし、それを軸に快適なプロムナードを設け周辺の市街地改造や公共施設を整備し瀬戸らしいさわやかな、潤いのあるまちなみを創出する『瀬戸川文化プロムナード構想』へと発展した。そして、豊かな自然とレクリエーション機能の調和という課題から、定光寺周辺の丘陵地帯をさらに開発し、めいそうの森・くつろぎの広場・宿泊施設・スポーツゾーンなどを整備し、より魅力的で質の高いリゾート施設を作る、『定光寺フォレスト構想』へと発展した。最後に産業技術の集積という課題より「あいち学術研究開発ゾーン」を拠点とし、大学・公的試験研究機関・デザイン教育機関・次世代先端産業等の誘致に努め産業の多角化を図る『瀬戸リサーチパーク構想』へと発展した。
以上5大プロジェクトを西暦2000年を一応のめどに、市民主導のもとこのビジョンを展開している。