今村橋

いまむらばし


第3環状線の道路整備に伴い、新しい今村橋が3か年継続事業で平成3年(1991)3月19日に竣工した。今村橋は、施工主体である受知県と瀬戸市が協力して整備を行ったもので、橋を通行だけの機能にとどまらせず、せとものの瀬戸を印象づけ、周辺の丘陵の山並みのラインと協調させ、美しく親しみのある空間づくりを目標に整備した。
橋の施工にあたっては、地場産業である陶磁器を活用し、親柱に赤御影石と陶芸家水野教雄製作のオブジェ、高欄にはアルミ合金に日本画家伊藤昭蔵の描いた「瀬戸の風景」の陶板がはめ込まれている。歩道部分は磁器質タイル、バルコニー部分はモザイクタイルを使用、さらに夜間には陶製丸ランプ証明によって葉市を浮きたたせるなどの工夫を行っている。
平成3年(1991)7月、旧建設省の「手づくり郷土賞」を受賞している。昭和61(1986)年度に創設された国土交通大臣表彰で、地域の魅力や個性を創出している良質な社会資本及びそれに関わりのある優れた地域活動が一体となったものを選定するもので、素材部門で表彰されている。

今村橋

追分橋

おいわけばし


瀬戸川右岸の陣屋川に架かる橋で、新京極橋と同じく平成5年11月1日に完成をみた。
吉田橋との一体化をねらって織部釉を使った親柱を設置するとともに、高欄の支柱と支柱の間には、古代呉須で「瀬戸八景」を描いた磁器板を据えつけている。

川端歩道橋

かわばたほどうきょう


名鉄瀬戸線と愛知環状鉄道の結節点である新瀬戸の利便性を高めるため、愛知県所鉄道の橋脚と並行して瀬戸川に人道橋が平成3年(1991)7月20日に完成した。
新設の歩行者専用の橋で、陶芸家河本太郎の製作による、自然・人・宇宙をテーマにした陶製オブジェ9点が設置されている。

川端歩道橋