瀬戸原型陶彫会

せとげんけいとうちょうかい


熟練の原型師で組織されている。原型師は、ノベルティ(陶磁器製置物)などを制作する過程でデザイナーが描いた原画や動物などの写真をもとに、粘土で完成品のモデル(原型)を制作する職人。ノベルティの輸出が盛んな昭和年代には、市内で200人を超える職人が活躍したが、現在は輸出低迷と高齢化などで技術を引き継ぐ若手がほとんどいない状況にある。「陶磁器界を下支えしてきた職人の技術を若い人にも見てほしい。新たな展開が生まれることも期待している」と、新世紀工芸館で作品展を毎年開催している。

瀬戸原型工芸協会

せとげんけいこうげいきょうかい


昭和58年(1983)4月創立。瀬戸市及びその周辺で活動する原型工芸家をもって組織されている。毎年、原型技術及び原型デザインの調査研究、展示会、研究会、及びデザインの調査、研究、後継者の育成等、様々な事業を催すことにより、原型工芸家の親睦をはかり、会員の創作活動の高揚をはかり、それにより、会員の社会的地位の向上と地場産業の発展に寄与することを目的としている。現在は原型師の減少により解散している。

品野陶磁器工業協同組合

しなのとうじきこうぎょうきょうどうくみあい


瀬戸市品野町1丁目1262
品野陶磁器センターは、瀬戸の窯元が多く集まる品野地区の製品を中心にせとものを展示即売する施設で品野陶磁器工業協同組合の運営である。品野陶磁器センターの敷地内に、「道の駅 瀬戸しなの」が、平成23年(2011)に建設された。駐車場は、「瀬戸しなの」と共有しているので、品野陶磁器センターで展示即売の陶磁器の買い物のほかに常設ギャラリー、陶芸教室が併設されており初心者でも楽しむことができると同時に、「道の駅 瀬戸しなの」へ立ち寄ることが簡単にできる。

品野陶磁器工業協同組合

SAMS

さむす


SAMS(サムス)は、愛知県瀬戸市で陶磁器生産を営む窯元の若手後継者で構成される「瀬戸陶磁器青年研修会」の愛称。瀬戸市内の四つの地区、瀬戸Seto・赤津Akazu・水野Mizuno・品野Shinanoの頭文字からSAMSと名付けた。昭和36年(1961)に結成されたSAMS(定年40歳)は将来の陶業界を担う造り手として、創造・研究開発など一同研鑽を積んでおります。近年の陶芸ブームのなか、プロの生産者として造り手の顔が見える、みなさまに愛されるやきもの造りを心がけています。平成16年度会員数31名(30社・窯元)が活動するSAMSは会長、副会長、委員会で組織され、各委員会がそれぞれの事業を受けもっています。主な活動として「瀬戸焼のPR」「新しいデザインの模索」「消費者ニーズの開拓」を目的に活動している。それぞれの窯元/やきもののPR・展示・販売、公共機関の事業への参加・協力、会員同士の親睦などを行っている。会員による作品は、瀬戸蔵ミュージアムで毎年11月に開催される「SAMS展」で紹介される。

木節の会

きぶしのかい 


瀬戸市陶原町1-8 愛陶工内(事務局)
昭和63年(1988)7月設立。木節の会は、昭和62年(1987年)7月4日に、SAMSが開催した、シンポジウム“21世紀の瀬戸を考える”の中で注目された瀬戸市の中央鉱山の採掘跡地を有効利用したリプレース方式による新しい街づくりの方法に関心をもち、この構想を推進しようとする有志の呼びかけにより、昭和63年(1988年)7月16日に、“みんなで考えよう!鉱山跡地をどうする?”を合言葉に市民団体として設立された。会の名称は、1000年余の歴史を誇る瀬戸のやきものを支え、瀬戸の人たちの血や肉となってきた中央鉱山から産出する木節粘土の名をとって“木節の会”と命名された。約50名の会員により、鉱山ウォッチング、セミナーなどの活動を続けている。平成元年(1989)5月23日には、日独フォーラム。翌月17日~26日にかけては、西独ルール地方の炭鉱鉱山修復事情調査を計画、実施。

赤津焼工業協同組合

あかづやきこうぎょうきょうどうくみあい


瀬戸市赤津町94-4
 赤津焼の特徴は、織部釉、志野釉、黄瀬戸釉、古瀬戸釉、灰釉、御深井釉、鉄釉の7種類の釉薬と、へら彫り、印花、櫛目、三島手など12種類の多彩な装飾技法にある。これらを駆使し、茶道具、華道具から家庭用品まで幅広く焼かれている。昭和52年(1983)3月30日、国の伝統的工芸品に指定された。 主な製品は、茶器、花器、酒器、飲食器などである。
 赤津焼工業協同組合の事務所は赤津焼会館にある。会館は昭和55年(1980)、赤津焼の研究資料・民俗資料保存を目的として建設された。赤津町の高台にあって織部釉の陶板で建物の外壁を被う特徴的な概観をもつ建物で、館内には会合用の研修室などを備えるとともに、茶道具・花器などから普段使いの焼物まで、赤津の窯元の作品を一堂に集めて展示・販売している。

愛知県陶磁器工業協同組合

あいちけんとうじきこうぎょうきょうどうくみあい


瀬戸市陶原町1丁目18
大正15年(1926)10月21日に組合員792名により発足した。発足当時から陶土資源の採掘供給事業を主軸に、当時瀬戸陶磁器工商同業組合工業部会が所有していた設備器具、機械を当時の金で14、213円で買取り事業を開始した。組合発足以来陶土事業を基幹事業として、県鉱区の祖鉱権設定による採掘、供給を行う傍ら、組合自らも陶土埋蔵地域の確保取得する一方、無尽蔵と言われた資源の有限を提唱、陶土供給を割当制にするなど長期安定供給策を講じ今日に及んでいる。又、陶土事業を主事業とする傍ら、消費地のユーザーからの要望を商品開発に反映させることを目的に昭和49年(1974)11月に流通センター事業を開始した。更に消費者ニーズを把握するとともに、陶磁器産地の名声を高めるためアンテナショップとして1983年(昭和58年)9月に〝せとものプラザ〟を開設、その後瀬戸蔵開館と併せて“瀬戸セラミックプラザ”を移設オープンし、消費者に直接商品を提供している。又、技術開発も重要施策の一環として取組み、時代に即した研究開発に取り組むとともに窯業原料、製品などの各種分析・測定・試験などに応えるほか、技術の相談・指導など幅広い活動を行い、技術サービス機関として地場産業の振興に貢献している。

愛知県陶磁器工業協同組合(瀬戸陶磁器会館)
愛知県陶磁器工業協同組合(瀬戸陶磁器会館)

愛知県珪砂鉱業協同組合

あいちけんけいしゃこうぎょうきょうどうくみあい


瀬戸市見付町38-4
昭和2年(1927)創立。構成組合員は、瀬戸市を主体とした愛知県全域の珪砂の採掘、精選加工業を営業している企業である。業界の歴史は、組合より古く100年有余の歴史がある。珪砂は、ガラスの主原料で、特に瀬戸の珪砂は全国のガラス工業で使用され、瀬戸の特産品として全国に知られているものである。
組合は業界の振興、発展に寄与するため、各種の事業を行っており、重点事業としては業界の根幹となる原料鉱山の確保と採掘を行い、常に安定供給をモットーにしている。また工場で必要な副資材と機械類を共同購入し、コストダウンと安定操業に寄与している。

愛知県珪砂鉱業協同組合

ふたば作業所

ふたばさぎょうじょ


瀬戸市西寺山町55番地0561-83-0373
社会福祉法人ふたば福祉会ふたば作業所。事業開始は昭和56年(1981)4月1日に精神薄弱者授産施設(通所)ふたば作業所として開所した。第1種社会福祉事業精神薄弱者授産施設(通所)ふたば作業所定員25名にて着手した。その後1984年(昭和60年)3月31日定員30名。昭和61年(1985)3月31日定員35名にと定員変更を実施し、現定員は35名で実施。1984年(昭和60年4月1日)授産施設精神薄弱者ふたば作業所の製作品展示即売所(瀬戸市東寺山町183番地長根連区・国道353号沿線)を瀬戸市老人クラブ連合会、身体障害者福祉協会、精神薄弱者育成会ならびに愛知県社会福祉事業振興センターの協力、赤津陶磁器青年研修会、株式会社アイトー等及び瀬戸市ボランティア諸団体の支援ならびに協賛を得て実施している。建設財源:授産施設・作業所、展示即売所(基本財産113,737,240円)。国、県、瀬戸市、愛知県共同募金会補助金。社会福祉医療事業団、愛知県社会福祉協議会。借入金。自己資金(福祉会)。理事寄付金。

ふたば作業所

瀬戸市老人クラブ連合会

せとしろうじんくらぶれんごうかい


瀬戸市川端町1丁目31(やすらぎ会館2階)  85-5523
瀬戸市老人クラブ連合会では、シニアスポーツ(ゲートボール・グラウンドゴルフ・クロリティーなど)を通じて、楽しみながら交流と親睦を深め、健康保持、増進を図っている。また、仲間づくりへと結ぶ趣味活動として、芸能大会・趣味の作品展・囲碁大会や女性部のコーラスなど様々な活動を行い、交友の和を広げている。
主な行事として、5月春季グラウンドゴルフ大会・ゲートボール大会、7月芸能大会、9月秋季グラウンドゴルフ大会、クロリティー大会、10月瀬戸市老人福祉大会、11月趣味の作品展、1月囲碁大会などがある。また、老人クラブ会会報「和気藹藹」を発行している。
市内在住のおおむね60歳以上の方に老人クラブへの加入を呼び掛けている。