→瀬戸陶磁器工業協同組合
投稿者: setopedia
瀬戸陶磁器工業協同組合
せととうじきこうぎょうきょうどうくみあい
瀬戸市陶原町1丁目8
昭和32年(1957)5月輸出振興と、同業者の団結、組織の強化を目的として、瀬戸輸出陶磁器工業完成協同組合を設立、初代理事長に名誉市民(元市長)加藤繁太郎氏が就任した。その後、昭和54年(1979)6月瀬戸陶磁器工業組合と名称を変更、瀬戸地域の陶磁器生産額の70%強を輸出品として米国、ヨーロッパを中心に展開し瀬戸のやきものとして、全世界にその名声を博した。特にノベルティ生産については、瀬戸地方の長い伝統と技術に育まれて、我が国唯一の産地となり、他地域の追従を許さない技術、技能を持っている。
平成9年8月、瀬戸陶磁器工業協同組合に名称変更。組合員数35事業所で、組合員の取り扱う陶磁器製品の共同販売、市場開拓事業を行っている。
瀬戸陶磁器卸商業協同組合
せととうじきおろししょうぎょうきょうどうくみあい
瀬戸市見付町38-3
昭和7年(1932)12月28日設立。主として内地向け陶磁器を取扱う産地卸商社を組合員とする協同組合である。主な事業としては組合員企業の繁栄に資しすべく市場開拓、商品開発、情報提供などを行うほか、地場産業振興のためPR活動、瀬戸焼総合カタログの協同利用等をおこなっている。更に瀬戸の一大イベントであるせともの祭大廉売市を主管し街の活性化を積極的に推進している。
瀬戸染付焼工業協同組合
せとそめつけやきこうぎょうきょうどうくみあい
瀬戸市陶原町1-8(愛知県陶磁器工業協同組合内)
瀬戸染付焼工業協同組合の業者数は25事業所である。
19世紀初め、加藤民吉等が磁器の焼成技術を瀬戸の地で広めたことが起源となっている。その後、絵師から絵付の指導を受け、南宋風の絵画を施す技術などが加わって急速に発展し、今日の瀬戸染付焼の基礎が確立された。特徴は、白地の素地に絵付を行い、施釉後焼成したものが染付で、藍色を基調とした色彩で繊細な自然画や鳥、花などを筆で描く技術と、潤いを持った仕上がりにするため、本焼成時に「ねらし(一定時間窯の温度を高温のまま維持)」を行い釉薬を熟成させるところに特徴がある。製造工程は、ろくろ成形、手ひねり成形等で成形し、表面をなめらかに仕上げ、乾燥後に素焼をした素地の表面に、直接筆で呉須絵具等を用いて下絵付を行う。その後紬薬を施し、本焼成して完成となる。瀬戸染付は平成9年5月14日、国の伝統的工芸品に指定された。主な製品は茶器、花器、室内装飾品、食卓用品である。
平成26年年2月1日、瀬戸市の窯神橋(南北の長さ22.5m、橋の幅41.8m)の四隅に伝統工芸の瀬戸染付焼で制作された親柱(高さ2m、上半分は空洞でLED照明が施されている)が一本ずつ設置された。瀬戸染付焼工業協同組合の伝統工芸士21人が制作したものである。
瀬戸市管工事事業協同組合
せとしかんこうじじぎょうきょうどうくみあい
瀬戸市西長根町31-1
瀬戸市の上下水道の指定を受けた上下水道工事店の団体。瀬戸市域の給水区域内に安全でおいしい水を供給するため、協同組合加入の指定工事店では市民サービスの向上に努めている。
瀬戸市穴田企業団地連絡協議会
せとしあなだきぎょうだんちれんらくきょうぎかい
瀬戸市穴田町975(マルイチ内)
昭和49年(1974)5月24日設立。瀬戸市穴田工業団地内に立地するすべての企業が加入しており、企業相互の発展と穴田企業団地内の環境及び施設等の諸条件の整備改善を図り、併せて会員相互の親睦と地域社会との融合を図ることを目的としている。主な事業は、団地内野球場及び集会場の管理、下水処理場の管理である。
瀬戸原型陶彫会
せとげんけいとうちょうかい
熟練の原型師で組織されている。原型師は、ノベルティ(陶磁器製置物)などを制作する過程でデザイナーが描いた原画や動物などの写真をもとに、粘土で完成品のモデル(原型)を制作する職人。ノベルティの輸出が盛んな昭和年代には、市内で200人を超える職人が活躍したが、現在は輸出低迷と高齢化などで技術を引き継ぐ若手がほとんどいない状況にある。「陶磁器界を下支えしてきた職人の技術を若い人にも見てほしい。新たな展開が生まれることも期待している」と、新世紀工芸館で作品展を毎年開催している。
瀬戸原型工芸協会
せとげんけいこうげいきょうかい
昭和58年(1983)4月創立。瀬戸市及びその周辺で活動する原型工芸家をもって組織されている。毎年、原型技術及び原型デザインの調査研究、展示会、研究会、及びデザインの調査、研究、後継者の育成等、様々な事業を催すことにより、原型工芸家の親睦をはかり、会員の創作活動の高揚をはかり、それにより、会員の社会的地位の向上と地場産業の発展に寄与することを目的としている。現在は原型師の減少により解散している。
品野陶磁器工業協同組合
しなのとうじきこうぎょうきょうどうくみあい
瀬戸市品野町1丁目1262
品野陶磁器センターは、瀬戸の窯元が多く集まる品野地区の製品を中心にせとものを展示即売する施設で品野陶磁器工業協同組合の運営である。品野陶磁器センターの敷地内に、「道の駅 瀬戸しなの」が、平成23年(2011)に建設された。駐車場は、「瀬戸しなの」と共有しているので、品野陶磁器センターで展示即売の陶磁器の買い物のほかに常設ギャラリー、陶芸教室が併設されており初心者でも楽しむことができると同時に、「道の駅 瀬戸しなの」へ立ち寄ることが簡単にできる。
SAMS
さむす
SAMS(サムス)は、愛知県瀬戸市で陶磁器生産を営む窯元の若手後継者で構成される「瀬戸陶磁器青年研修会」の愛称。瀬戸市内の四つの地区、瀬戸Seto・赤津Akazu・水野Mizuno・品野Shinanoの頭文字からSAMSと名付けた。昭和36年(1961)に結成されたSAMS(定年40歳)は将来の陶業界を担う造り手として、創造・研究開発など一同研鑽を積んでおります。近年の陶芸ブームのなか、プロの生産者として造り手の顔が見える、みなさまに愛されるやきもの造りを心がけています。平成16年度会員数31名(30社・窯元)が活動するSAMSは会長、副会長、委員会で組織され、各委員会がそれぞれの事業を受けもっています。主な活動として「瀬戸焼のPR」「新しいデザインの模索」「消費者ニーズの開拓」を目的に活動している。それぞれの窯元/やきもののPR・展示・販売、公共機関の事業への参加・協力、会員同士の親睦などを行っている。会員による作品は、瀬戸蔵ミュージアムで毎年11月に開催される「SAMS展」で紹介される。