おもてなしボランティア

おもてなしぼらんてぃあ


瀬戸市おもてなしボランティアは、愛・地球博が開催された2005年に、世界中から瀬戸を訪れる人たちを温かくおもてなしをしながら、瀬戸のまちをPRするボランティアとして活動した。「広がれ、つながれ、おもてなし」を合言葉に、結団式が2003年2月1日(日)午後1時半から瀬戸市文化センターで盛大に開催された。この結団式には名誉リーダーに就任した俳優の藤岡弘さんも東京からかけつけ、熱いメッセージを参加者に発信した。当日はおもてなしボランティアをはじめ一般市民などおよそ800人が参加した。
愛・地球博開催期間中には、多くのお客様を温かいおもてなしの心でお迎えしてきた。(登録者数は2,590人)
その経験や市民参加の成果を生かして、瀬戸市の観光PRを主な目的として、来訪者をおもてなしする活動を継続している。
主な活動は
・パルティせと観光インフォメーションでのご案内活動
・瀬戸蔵ミュージアム内の展示案内活動
・せと魅力発信広報活動
・イベントちょこっとお手伝い活動
・瀬戸蔵まるっとシアターお手伝い活動

案内処・集い所 らくちん(楽椿)

あんないどころ・つどいじょ らくちん(らくつばき)


瀬戸市末広町1丁目3番地
昭和14年(1939)に建てられた木造交番である「旧蔵所交番」を移設し、観光協会事務所として使われていたが、平成20年(2008)4月に瀬戸まちづくり株式会社が観光協会から委託を受け、観光案内所として、また瀬戸のお土産品などを扱う店舗としてオープンした。
交番にしては全国でも珍しい神社仏閣のような和風のデザインで、むくり屋根がつき瀬戸らしく全面陶器タイル貼りになっている。
瀬戸市内の案内所として、また市民の憩いの場として親しまれている。
瀬戸陶芸協会、著名作家の作品を中心に「ぐい呑み」100点以上を常時取り揃えている。また、瀬戸のお土産推奨品のコーナーもある。
2階はギャラリー、会議室として利用が可能である。
営業時間:午前10時30分から午後4時まで(土・日・祝は午前10時から午後4時30分まで)
定休日:火曜日、年末年始

らくちん

やきもの長屋

やきものながや


瀬戸市湯之根町68
敷地約4,000㎡。1978年(昭和53年)6月開始。陶芸を志す若者達が陶房として利用。大半は県立窯業高等技術専門学校の卒業生。在校生の出身地は愛知、岐阜はもちろん、北海道から沖縄まで全国にわたる。ここは、もともとは大家の加藤正敏氏が経営するタイル工場だった。その跡に自分の窯や作業場を求めて集まった自然発生的な集団が「やきもの長屋」。20に仕切られた陶房で20才前後から40才代までの男女約30人が集まり、22基の窯がある。多彩な顔ぶれで、焼き物と言っても伝統工芸から前衛のオブジェまで、また染付あり、楽茶碗あり、さまざまである。瀬戸には伝統のある陶磁器産地にありがちな新しい試みに対する有形、無形のプレッシャーがあまりなく、有田焼、備前焼などの他の作風を取り入れて、自由に創作できる。また、よそ者を受け入れ、互いの陶房を尊重し合い、刺激し合う、自由な雰囲気がある。作品を買おうとするとき、作者が誰なのかにも関心がある。その点、ここ長屋に来れば大勢の作者とその作品が目の前で結び付く。同敷地内には入居者たちの作品を扱う「GALLERY 湯之根68番地」や「ギャラリーくれい」があり、作者とユーザーが出会う場となった。(現在、両ギャラリーは閉鎖している。)

やきもの長屋

無風庵

むふうあん


日本工芸の発展に多大な功績を残した藤井達吉(1881~1964)が、昭和20年(1945)3月頃から昭和25年(1950)12月頃まで西加茂郡小原村大野鳥屋平(とやがひら)(現豊田市)で生活しながら、若手作家育成のために私財を投じて、芸術家村で共同工房として使用していた建物。
無風庵の名称は、藤井の雅号「無風」に由来するもの。
藤井は工芸を職人的な世界から芸術の領域に高めることを主張。染色、七宝、金工、木工、陶磁、絵画等多彩な創作活動を展開し、その特有のスタイルから次第に美術界から孤立し、しばしば「孤高の芸術家」と呼ばれた。
戦中から戦後にかけて、瀬戸地域の若手を指導し、本市の陶芸や小原村の和紙工芸の発展に大きな影響を与えた。
草葺入母屋造りの建物は、かつて藤井に師事した陶芸家、亀井清市、栗木伎茶夫、水野双鶴、鈴木八郎らの尽力により昭和27年(1952)頃に小原村から現在の市街地を見下ろす御亭山に移築された。
平成13年(2001)に「陶の路」(小狭間坂)散策路整備事業の核施設として、大規模な建物の修復と周辺整備を行い、無風庵ゆかりの作家の作品を常設展示しているほか、お茶室、ギャラリー、休憩所として利用されている。
開館時間:午前10時~午後3時(水曜日休館)

無風庵

道の駅 瀬戸しなの

みちのえき せとしなの


瀬戸市品野町1丁目126番地の1  41-3900
運営会社 道の駅瀬戸しなの株式会社
平成23年(2011)3月26日、瀬戸市に道の駅がオープンした。
道の駅瀬戸しなのでは、瀬戸焼そばなどの「せとめし」、瀬戸の豚を活かしたメニューなどが味わえるレストラン、新鮮な野菜や地域の加工食品などの販売コーナー、瀬戸のことをまるっとお知らせする情報コーナーなど、美味しさ、楽しさを提供している。

○せとめし食堂
 ・定食・ごはんもの
  瀬戸豚重、瀬戸豚かつ定食、しょうが焼定食、農家さん限定ランチ、
  瀬戸豚つくね定食、瀬戸豚丼、道の駅定食、豚キムチ丼
 ・麺類
  瀬戸焼そば、自然薯とろろそば、ころうどん
 ・テイクアウト
  瀬戸豚ドッグ、瀬戸豚カツサンド
 ・スイーツ
  コーヒー、和菓子セット、ふわふわかき氷、
  ソフトクリーム、ケーキセット

○産地とりたて市場
 ・豚肉加工品
  瀬戸豚で開発されたオリジナルなハム、ベーコン、ウインナー
 ・青果
  地元の生産者たちが、丹精込めた野菜
 ・加工食品
  テイクアウトできるお弁当やおみやげ品など
 ・パン・スイーツ
  ケーキにプリン、パンやドーナッツ、瀬戸の銘菓
 ・生花
  地元の生産者たちが、丹精込めたお花

営業時間:午前9時から午後6時(食堂は9時から午後4時まで)
定休日:年末年始

招き猫ミュージアム

まねきねこみゅーじあむ


瀬戸市薬師町2番地
招き猫ミュージアムは、「日本招猫倶楽部」の世話役をつとめる板東寛司・荒川千尋夫妻の個人コレクション数千点を展示する、日本最大の招き猫博物館。前身の「日本招猫倶楽部 招き猫ミュージアム」は、群馬県吾妻郡嬬恋村にあった。
平成17年(2005)3月、より多くの方々に広く招き猫の魅力を知ってもらいたいという夫妻の願いから、平成8年(1996)から官民をあげて「来る福招き猫まつりin瀬戸」の開催に取り組んできた瀬戸市に移転する運びとなった。
ミュージアムの企画運営の主体は、「来る福招き猫まつりin瀬戸」の立ち上げメンバーでもある陶磁器メーカー、株式会社中外陶園がつとめている。
ミュージアムの建物は、大正時代の瀬戸の洋館建築を彷彿させる。印象的な外観は、瀬戸中心市街地の新たなランドマークにもなっている。地元の造形作家・小澤康麿氏によるタイルや立体作品など、建物の細部にほどこされた猫の装飾を探す楽しみもある。
招き猫コレクションは、1)歴史 2)寺社もの 3)郷土玩具 4)主要産地別 5)珍品 6)雑貨などに分類され、日本文化の一面を伝える見ごたえのある展示となっている。
開館時間:午前10時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
休館日:火曜日
入場料:大人300円、高・大学生200円、中学生以下無料

招き猫ミュージアム

街角ギャラリー

まちかどぎゃらりー


平成12年(2000)からはじめた、シンボルマークの制定、瀬戸100景募集事業やまるっと大回遊イベントの開催などの「まるっとミュージアム」の先駆け事業としての一つ。
やきものの街として長い伝統を持つ瀬戸には、ものを創造する喜び、表現する楽しさが人々の暮らしとともにある。そんな瀬戸の人々がつくる芸術(アート)に街のあちらこちらで触れることができるのが街角ギャラリーである。登録制で、約190件(平成27年現在)が「せと・まるっとミュージアム」のホームページで紹介されている。

街角ギャラリー

萩御殿

はぎごてん


かつて、尾張地方の山や丘にはハゲ山が広がっていた。この地方特有の信州国弱い地質と、まきなどの採取が大きな原因と考えられる。ハゲ山は、雨が降るたびに山が削られ土砂が流れ出て、下流に被害を与えていた。
明治33年(1900)から県による大規模なハゲ山復旧工事が、東春日井郡瀬戸町西茨(現在の瀬戸市萩殿町一帯)などにおいて実施された。
明治43年(1910)11月17日この地を、皇太子殿下(後の大正天皇)が行啓され、萩を用いて建てた通称「萩の茶屋」から、緑に回復しつつある山々をご覧になり、記念にアカマツを植栽された。
その後「萩の茶屋」は行啓を記念して「萩御殿」と呼ばれるようになった。萩殿町の町名はこのことに由来している。
平成17年(2005)3月、愛知県の治山事業「萩殿の森環境防災林整備事業」により、当時の写真を参考にして「萩御殿」を模した休憩施設を建設された。

萩御殿

東海自然歩道

とうかいしぜんほどう


東京「明治の森高尾国定公園」から大阪の「明治の森箕面国定公園」までをつなぐ全長1,697kmの歩道である。昭和45年(1970)厚生省(現 環境省)が我が国最初の長距離歩道として事業に着手した。
昭和49年(1974)3月に愛知県コース211kmが開通しており、瀬戸市においては東は豊田市に隣接する猿投山頂を起点とし、近年、紅葉のライトアップで有名になった岩屋堂を経由し、西は春日井市へと続く桜と紅葉の名所、定光寺に至るまで、全長26.2kmの区間となる。水や緑、貴重な動植物など豊かな自然環境を身近に感じられる散策コースである。

東海自然歩道