クロガネモチ

くろがねもち


昭和44年(1969)5月選定
瀬戸市制40周年記念行事の一つとして、市民投票により「市の木」に選定された。候補となった木は、くろがねもち、かしのき、しいのき、くすのき、くろまつの5種類で、応募総数842票のうち、478票の最高票を得たくろがねもちに決定した。
くろがねもちは、東海地方では別名「福来柴(ふくらしば)」とも呼ばれ、モチノキ科に属する縁起の良い木である。常緑樹で、雌雄異株で葉の柄が紫色がかるのが特徴で、雌株は赤色の実を多数つけ美しい。成長すると高さは10~15mに達する。乾燥に強く、整枝に強いので古来庭園木として多く用いられ、亭亭たる巨木はその家の格式のシンボルとされた。