景徳鎮市

けいとくちんし


平成8年(1996)10月11日に友好都市提携の調印
景徳鎮市は中国江西省に位置し、上海の西方約600km、人口約160万人、面積約5,256km2である。景徳鎮は、陶磁器の原料である純白の磁土・カオリンと燃料用の松材に恵まれ、唐時代の末頃から、白い器に透明な釉薬をかけて焼く白磁の主産地として発展し、今日に至るまで“磁都”の名を誇ってきた。
景徳鎮窯の陶磁器は、中国歴代の皇帝たちを魅了してやまず、やがて明王朝(1368~1644)や清王朝(1644~1911)には、皇帝専用窯の御器廠(官窯)が置かれて、国家的な財力と技術の枠を集めた高品質で贅沢な陶磁器の数々を生み出したのである。しかも、その官窯で磨かれた技法は、民間の窯をも発展させ、中国民衆の間に広がり、景徳鎮窯の名声は全世界に伝わった。日本のやきものにも影響を与えてきた。