陶彫

とうちょう


陶土を使って焼き上げた彫刻のこと。近代の日本では彫刻家の沼田一雅が明治36(1903)年にフランスに留学して国立セーヴル陶磁器研究所で陶彫制作を学んでいる。動物や具象的なモチーフによる陶彫作品が主流をなし、その展開は戦後、イサム・ノグチ、辻晋堂らの先鋭的な彫刻家、陶芸家の間で流行した。