国道363号線

こくどう363ごうせん


名古屋市名東区から岐阜県中津川市に至る一般国道である。瀬戸管区では瀬戸と尾張旭市の境界小坂町より市内中心部を通過し、品野より東の片草町に向かって岐阜県土岐市との境界までである。
市内中心部で、国道248号(東本町交差点-品野交番前交差点)と国道155号(東本町交差点-瀬戸橋南交差点)が重複区間となっている。
国道363号は「瀬港線」と呼ばれ、瀬戸と名古屋港を結ぶ産業道路として発展してきた。瀬戸から陶磁器製品を貿易のために名古屋港から輸出、帰りには陶磁器の原料や燃料を運んだ。ちなみに、瀬戸市の共栄通の交差点から尾張旭市北本地ヶ原一丁目までの約5,580mが都市計画道路「瀬港線」である。

国道363号線(片草町周辺)
国道363号線(片草町周辺)
国道363号線(中馬街道看板)

国道248号線

こくどう248ごうせん


愛知県蒲郡市から岐阜県岐阜市へ至る一般国道である。
瀬戸管区では瀬戸と豊田市の境界上之山町より市内中心部を通過し、北に向かって品野を通り抜けた岐阜県多治見市市之倉町との境界までである。
豊田境から東本町交差点までが国道155号と、市内中心部では国道363号(東本町交差点-品野交番前交差点)が重複区間となっている。

国道248号線(記念橋周辺)

国道155号線

こくどう155ごうせん


愛知県常滑市から、知立市、瀬戸市、一宮市を経由し弥富市に至る一般国道で、名古屋環状3号線として位置付けられている。瀬戸管区では瀬戸と豊田市の境界より市内中心部を通過し、北に向かって春日井市との境界までである。
豊田境から東本町交差点までが国道248号と、市内中心部で国道363号(東本町交差点-瀬戸橋南交差点)が重複区間となっている。

国道155号線(上松山交差点周辺)

瀬戸街道

せとかいどう


名古屋大曽根で下街道から分かれ、瀬戸と東濃を経由するルートも信州飯田街道と呼ばれていたが、追分までのこの街道は、名古屋側から他の瀬戸へ通じる道と同様、瀬戸街道とも呼ばれており、今日の県道をそう呼ぶおこりともなった。
現在呼ばれる瀬戸街道は、昭和初期に幅員8間(約15m)の道路が新設され、当時、八間道路というのは画期的なもので、人々を驚かせた道路である。昭和14年(1939)頃から隣りの旭町で、県道名古屋・瀬戸線の改修のための土地買収がはじまり、昭和12年末には共栄橋が改築され、昭和18年末に名古屋・瀬戸線の路線変更が行われ、共栄橋~八間道路が県道となった。昭和31年(1956)4月から、県道、主要地方道名古屋瀬戸線と改称され、今日にいたる。

八間道路

はちけんどうろ


通称、八間道路というのは三菱UFJ銀行瀬戸支店前から陶原町を経て市役所前辻以西、共栄通りのことであった。それが後に瀬戸市から尾張旭市-名古屋市守山区-矢田への重要道路となり、この沿道の両側は殆ど街なみがつづいている。
大正14年(1925)の大水害で、県道名古屋瀬戸線の瀬戸駅付近と今村付近の瀬戸川南岸堤防がくずれた。この災害によって新しい道路の建設運動が今村でおこり、耕地整理で将来の瀬戸地方の発展を考慮に入れて計画したのが八間道路。昭和のはじめには、まず現在の市役所前付近から共栄橋までの間が完成した。

八間道路(共栄通5丁目付近)
八間道路(共栄通5丁目付近)

瀬戸川プロムナード線

せとがわぷろむなーどせん


瀬戸川文化プロムナード計画が昭和63(1988)年度に策定され、「瀬戸いきいきビジョン21」に基づき瀬戸市のシンボル的存在である瀬戸川を軸にさわやかで、潤いのある街並みを創出しにぎわいのある街づくりを進めることを目的に事業計画を平成4年(1992)3月に策定している。この計画に基づき、平成16(2004)年度までに陶原歩道橋から下流部の整備が完了している。
瀬戸川プロムナード線は公園橋から瀬戸大橋までが都市計画決定されており、そのうち平成10(1998)年度から瀬戸大橋-記念橋の整備が進められている。この間約600mの河川、道路、橋梁の公共空間を一体整備して魅力あるものとし、自然、瀬戸の歴史や文化など様々な出会いとふれあいを創出するものである。瀬戸市で進めている「まるっとミュージアム」を推進し、産業観光都市として中心市街地の魅力を創出し回遊性を高めることにより、地域の活性化につなげていくものである。

瀬戸川プロムナード線

東海環状自動車道(MAGロード)

とうかいかんじょうじどうしゃどう()


東海環状自動車道は名古屋市の周辺30~40km圏に位置する愛知・岐阜・三重三県の豊田、瀬戸、岐阜、大垣、四日市などの各都市を環状に連結し、東名・名神高速道路、中央自動車道、東海北陸自動車道や第二東名・新名神高速道路などの高速自動車国道と一体となって、広域的なネットワークを形成する延長約160kmの高規格幹線道路で、東海地域の骨格として地域連携軸を形成する重要な路線である。平成17年(2005)3月に豊田東JCTから美濃関JCTまでの東回りの延長約73kmが開通し、平成21年(2009)4月には美濃関JCTから関広見JCT間まで、さらに平成24年(2012)9月に大垣西JCTから養老JCTが西回り区間として開通し、そして平成27年(2016)8月11日には東員IC – 新四日市JCT間が三重県区間として初めて開通している。
東海環状自動車道には、渋滞の緩和のみではなく、工場立地や企業活動、通勤や物流、観光、医療など、さまざまな面から期待が寄せられている。