塚原第1号墳歴史広場

つかはらだいいちごうふんれきしひろば


塚原第一号墳は瀬戸市南部の幡山地域東部、標高150m前後の丘陵尾根に造られた円墳である。市内でも最大規模の石室を有する古墳で、昭和41年に石室、平成18年には道路工事に伴う発掘調査が行われ、直径18m、高さ2.3mの墳丘に全長7.3m、最大幅2.2m、高さ1.7mの石室が築造されていたことが判明した。石室からは鉄刀、須恵器の蓋坏、高坏などが出土し、墳丘から須恵器の器台、脚付坩などが出土している。須恵器の年代から6世紀後半に築造された古墳と推定される。
古墳の発掘調査の後に石室を解体し、瀬戸東部環状線脇に発掘当時の状況を復元して移築された。移築古墳は墳丘の上に登って石室内を見学することができ、周辺もケヤキやクロガネモチなどが植栽されている。2013年4月に完成記念植樹祭が行われ、歴史広場として一般に公開されている。

塚原第1号墳歴史広場
移築された塚原第1号墳

愛・パーク(瀬戸万博記念公園)

あい・ぱーく(せとばんぱくこうえん)


瀬戸市上之山町2丁目、吉野町  街区公園  0.79ha
平成21年(2009)3月20日、愛・地球博の開催成果である「市民参加」、「交流」、「環境」の理念を未来へ繋げるため、愛・地球博瀬戸会場の跡地を瀬戸市の新たなシンボルエリアとして瀬戸万博記念公園「愛・パーク」としてオープンした。
公園内には国内外20の陶磁器産地から集まった皿や子供たちがワークショップで描いた皿30,000枚で制作された愛・地球博瀬戸会場のシンボルモニュメント「天水皿n」がある。
また、会場には国際ソロプチミスト瀬戸が提唱した「百万本の森基金」による植樹も行われている。

愛・パーク(瀬戸万博記念公園)
天水皿n
モリゾー・キッコロ

岩屋堂公園

いわやどうこうえん


瀬戸市岩屋町
岩屋堂とは、天然の大きな岩の祠(ほこら)のこと。約1200年前に、時の聖武天皇の病の平癒を祈願し、この岩窟内で名僧「行基」が彫刻した仏像のうち、薬師仏を本尊とした岩屋山薬師堂に由来していると言われている。
緑いっぱいの渓谷の中を清流の鳥原川が流れる岩屋堂公園は、愛知高原国定公園に位置し、桜、ほたる、水遊び、紅葉、東海自然歩道の自然散策など1年を通じて豊かな自然と遊ぶことができる愛知県内でも有数の人気スポットとなっている。
○岩屋堂公園の夏の見どころ・魅力。
夏には、川をせき止めた水遊び場が造られ、バンガロー村ではバーベキューが楽しめる。
・バンガロー村(日帰りのみ)
園内には、氷やジュース、五平餅、みたらし団子などの軽食を販売する売店も期間限定でオープンし、ファミリー層を中心に賑わう。展望台からの眺望、奇岩や滝など雄大で迫力ある自然の景観を楽しむことができる。
・川をせき止めた水遊び場(天然プール)
地元の岩屋堂観光協会が鳥原川をせき止めてつくる水遊び場は、昔から「天然プール」の愛称で広く親しまれている。川幅は15mほど、全長40mにわたって川底にコンクリートが敷かれており、自然の河原と異なりデコボコが少ないので、比較的小さなお子様でもお父さん、お母さんと一緒に気軽に入ることができる。水深は、通常浅いところで大人の足首程度から深いところで膝下ぐらい、水温は20~23℃で心地よい冷たさを実感できる温度である。
・瀬戸大滝
川沿いを公園の奥に向かって歩いてゆくと舗装道路が青い欄干の「かじか橋」を通って続いていく。この橋を渡らずに未舗装の遊歩道をまっすぐ進むと瀬戸大滝に到着する(天然プールからは15分ほどの距離)。落差17mで川床に下りてしぶきを浴びるぐらいの距離まで近づくことができる。

岩屋堂
瀬戸大滝