SAMS

さむす


SAMS(サムス)は、愛知県瀬戸市で陶磁器生産を営む窯元の若手後継者で構成される「瀬戸陶磁器青年研修会」の愛称。瀬戸市内の四つの地区、瀬戸Seto・赤津Akazu・水野Mizuno・品野Shinanoの頭文字からSAMSと名付けた。昭和36年(1961)に結成されたSAMS(定年40歳)は将来の陶業界を担う造り手として、創造・研究開発など一同研鑽を積んでおります。近年の陶芸ブームのなか、プロの生産者として造り手の顔が見える、みなさまに愛されるやきもの造りを心がけています。平成16年度会員数31名(30社・窯元)が活動するSAMSは会長、副会長、委員会で組織され、各委員会がそれぞれの事業を受けもっています。主な活動として「瀬戸焼のPR」「新しいデザインの模索」「消費者ニーズの開拓」を目的に活動している。それぞれの窯元/やきもののPR・展示・販売、公共機関の事業への参加・協力、会員同士の親睦などを行っている。会員による作品は、瀬戸蔵ミュージアムで毎年11月に開催される「SAMS展」で紹介される。

品野陶磁器工業協同組合

しなのとうじきこうぎょうきょうどうくみあい


瀬戸市品野町1丁目1262
品野陶磁器センターは、瀬戸の窯元が多く集まる品野地区の製品を中心にせとものを展示即売する施設で品野陶磁器工業協同組合の運営である。品野陶磁器センターの敷地内に、「道の駅 瀬戸しなの」が、平成23年(2011)に建設された。駐車場は、「瀬戸しなの」と共有しているので、品野陶磁器センターで展示即売の陶磁器の買い物のほかに常設ギャラリー、陶芸教室が併設されており初心者でも楽しむことができると同時に、「道の駅 瀬戸しなの」へ立ち寄ることが簡単にできる。

品野陶磁器工業協同組合

瀬戸原型工芸協会

せとげんけいこうげいきょうかい


昭和58年(1983)4月創立。瀬戸市及びその周辺で活動する原型工芸家をもって組織されている。毎年、原型技術及び原型デザインの調査研究、展示会、研究会、及びデザインの調査、研究、後継者の育成等、様々な事業を催すことにより、原型工芸家の親睦をはかり、会員の創作活動の高揚をはかり、それにより、会員の社会的地位の向上と地場産業の発展に寄与することを目的としている。現在は原型師の減少により解散している。

瀬戸原型陶彫会

せとげんけいとうちょうかい


熟練の原型師で組織されている。原型師は、ノベルティ(陶磁器製置物)などを制作する過程でデザイナーが描いた原画や動物などの写真をもとに、粘土で完成品のモデル(原型)を制作する職人。ノベルティの輸出が盛んな昭和年代には、市内で200人を超える職人が活躍したが、現在は輸出低迷と高齢化などで技術を引き継ぐ若手がほとんどいない状況にある。「陶磁器界を下支えしてきた職人の技術を若い人にも見てほしい。新たな展開が生まれることも期待している」と、新世紀工芸館で作品展を毎年開催している。