赤十字希望の家

せきじゅうじきぼうのいえ


日本赤十字社 愛知県支部所管。日本赤十字社はベトナム難民援護の一環として、昭和52年(1977)8月以降、国連高等弁務官事務所の要請を受け、人道的見地から、我が国に上陸する難民の一時収容と生活援護を行ってきた。昭和55年(1980)5月、全国で11番目に愛知県、瀬戸市、地域の住民の方々のご理解のもとに、愛知県窯業技術高等専門校の寄宿舎の提供を受け開所した。
所在地:瀬戸市南山町538。当施設に収容されてきた難民の多くは、ベトナム戦争終結後、政変により、決死の覚悟でベトナムから小型船で脱出し、海難、飢餓と闘いながら漂流しているところを他国船に救助され、日本に上陸した人達であった。現在、当施設は当初の役割を終え平成3年に閉所した。閉所までの入所者は累計330人出生者は12人であった。