瀬戸第九をうたう会

せとだいくをうたうかい


『瀬戸第九をうたう会』は、昭和59年(1984)5月に瀬戸市および近隣地域の合唱愛好家とこれを支える市民有志により「ベートーベン作曲交響曲第9番『合唱付』」を地元で聴くために結成された。その傘下に市民が第九を合唱する『瀬戸第九合唱団』も誕生し、以来今日までの30年間に合計16回に及ぶ第九の演奏会を瀬戸市文化センターホールで開催。オーケストラについては、名古屋フィルハーモニー交響楽団にお世話になりつつ、21世紀に入ると瀬戸第九をうたう会を母体として誕生して発展した『瀬戸市民オーケストラ』が担うようになって今日に到っている。この間、第1回昭和59年(1984)12月8日、指揮:外山雄三、演奏:名古屋フィルハーモニー。第2回昭和60年(1985)12月27日、指揮:サー・アレキサンダー・ギブソン、英国。第3回昭和61年(1986)12月18日、指揮:井上道義。第4回昭和62年(1987)12月26日、指揮:小澤征爾と続き瀬戸市の年中行事とした。また合唱指揮者として東京より関屋晋先生を始め、西野隆三先生、水谷俊二先生を迎え、そのレベルアップに努めた。
また、2005年国際博の折には次期国際博開催地の上海の『上海交響楽団』から11名の団員を招聘してともに第九演奏会を開催、2011年〝杭州〟の博覧会にも出演するほか、陶祖800年祭記念事業に協賛し「藤四郎賛歌 」を作詞作曲し披露するなど、交流を世界に広げつつ地元で地域音楽文化の一隅を担う役割を果たし、また果たすことをめざしている。